三菱オリジナルか、パートナーとの協業か。次期型「パジェロ」の姿を考察する。
その一方、「世界一過酷なラリー」のパリ-ダカールに発売翌年の1983年から挑み、1985年に日本車初の総合優勝を遂げて耐久性を証明した。ドライバーは前年に同じく パジェロ で総合3位、市販車改造クラスで優勝したアンドリュー・コーワン。ちなみにこの年の総合優勝は4WDの「ポルシェ911プロトタイプ」で、パリダカは高速化しつつあった。総合優勝を目指す三菱はこの高速化に適応すべく、1985年に パジェロ をプロトタイプクラスに転じた。ホイールベースを延長して前後重量配分を改善し、ボディーパネルはカーボンに変更して前年のモデルから200kg軽量化したのだ。エンジンは2.
6リッターのガソリンターボで最高出力225PS、ファイナルギアの変更によって最高速185km/hを誇った。このプロトタイプパジェロで1-2フィニッシュという偉業を達成。パリダカには2009年まで26回参戦し、7大会連続を含む通算12回の総合優勝を果たしている。 というパリダカでの大活躍もあって、パジェロは国内でも爆発的な人気モデルとなった。それはもう、1994年に軽自動車の「パジェロミニ」が、翌1995年にはその1094cc版の「パジェロジュニア」が、そして1998年には「パジェロイオ」が送り出され、フルラインパジェロが店頭に並ぶほどだった。1990年代の三菱はパジェロバブルに沸き、ホンダを買収するうわさすら流れた。 2027年上半期に日本市場に投入する。とジャパンモビリティショー2025で発表された日産パトロールは、2024年デビューのフルサイズSUVで、全長×全幅×全高=5205×2030×1945mm、ホイールベースは3070mmという巨漢である。エンジンは3.5リッターV6ツインターボで最高出力425PS、最大トルク700N・mを発生する。このパトロールがベースとなれば、5代目はとんでもなくでっかくて、高性能なパジェロになる。 サイズでいえば、三菱トライトンだって負けていない。全長×全幅×全高=5360×1930×1815mm、ホイールベースは3130mmもある。同じラダーフレームを使うにしても、ホイールベースは若干縮める必要があるかもしれない。とはいえ、100%三菱のラダーフレームに、100%三菱の2.4リッターディーゼルターボエンジン(最高出力204PS、最大トルク470N・m)こそ、パジェロにふさわしい。と考える三菱ファンもいらっしゃることだろう。2025年のアジアクロスカントリーラリーの総合優勝車をベースにしている。となれば、これも追い風になるのではあるまいか。 「昨年を振り返りますと、世界情勢はいっそう不透明さを増し(中略)、このような厳しい事業環境のなかで、よりとがった、特長のあるメーカーとして生き残っていくためには、当社の特長を生かした三菱自動車らしいユニークな商品が不可欠であり、そのような魅力ある商品があってこそパートナーとの協業の拡大、バリューチェーンの強化、新規事業への注力など、さまざまな施策を加速させていくことが可能となります」 三菱らしいユニークで魅力ある商品があって、パートナーとの競合の拡大が可能だ。ということで、つまり三菱らしい商品が先、と読みとることができる。でもって、三菱が元旦から始めている「冒険が、好きだ。冒険する人が、好きだ。」という企業広告である。新型パジェロのベースを日産パトロールにするのと、トライトンにするのとでは、どっちがより冒険的か? どっちがより三菱らしいユニークで魅力的な商品か? 答えは自明なのではあるまいか。(文=今尾直樹/写真=三菱自動車、日産自動車/編集=藤沢 勝)
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