新内閣の発足から一夜明け、石破総理大臣は「国民の共感と納得が得られるよう努力していきたい」と意気込みを語りました。
武藤大臣は「責任の重さから、引き継ぎ書も重く感じる。結果を出さないといけないので、しっかりがんばりたい」と述べました。武藤経済産業大臣は2日の就任会見で、地元の同意を得られるかが焦点となっている柏崎刈羽原発の再稼働について、「電気料金の東西の格差、脱炭素電源の供給による経済成長機会の確保などの観点から再稼働の重要性は高い。地元の理解が進むよう関係閣僚と緊密に連携し、政府をあげて取り組んでいきたい」と述べ、新潟県などの理解が得られるよう政府一丸となって取り組む考えを示しました。
一方、国のエネルギー基本計画に記載されている「可能な限り原発依存度を低減する」という文言を改定にあたって削除するか問われたのに対し、武藤大臣は「文言についてはいま詰めているのではっきり申し上げられないが、再生エネルギーの活用も進めつつ、原子力の最大限の利用を、安全という前提の中で進めていくのは当然のことだ」と述べ、次世代型の原子炉の研究が進んでいることなども念頭に、原発を最大限活用する観点からエネルギー基本計画の見直しを進めていく方針を示しました。防衛省では、2日午前中、木原・前防衛大臣が、幹部を前に「自衛隊員こそが日本国の宝だ。私は防衛省を離れるが『国を守る』という共通の使命のもとで働く同志として、これからも皆さんとともにあり続ける」と離任のあいさつをしました。午後には、これまでに防衛庁長官と防衛大臣を務めた中谷防衛大臣が、モーニング姿で登庁し、シルクハットを手にして特別儀じょう隊の栄誉礼を受けました。そして「われわれは今、防衛力の抜本改革という、かつてないチャレンジをしている。先頭に立って道を切り開き、ともに努力して、国を守るという崇高な使命を果たしていく」と述べました。林官房長官
そのうえで「人手不足が進行していくなかで皆さんに満足していただける行政、社会保障のサービスをするためにも不可欠だと思っていて、従来の日程どおりに進めていきたい」と述べ、これまでの方針を維持する考えを改めて示しました。 また、平大臣は一体化した保険証でトラブルが発生していると指摘されたのに対し「デジタル化をしていくときには不慣れによる不具合は出てくる。実装して回していく中で改善されていくし、利用者も慣れていくということだと思う」と述べました。このあと、伊藤大臣は、土屋前大臣から業務の引き継ぎを受けました。 土屋前大臣は「東京電力福島第一原発の事故の除染で出た土の再生利用が大きな問題で一番心残りだ。一生懸命応援したい」と述べたのに対し、伊藤大臣は「活力ある福島をつくっていくため、大切に考えたい」と応じました。
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