自民党の石破茂元幹事長は16日までに自身のブログを更新し、次期衆院選について「スローガンを掲げて感情に訴える形で解散・総選挙を行うことは、与党の矜持として避け… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム（nikkansports.com）
自民党の石破茂元幹事長は16日までに自身のブログを更新し、次期衆院選について「スローガンを掲げて感情に訴える形で解散・総選挙を行うことは、与党の矜持として避けるべきものと思っております」と指摘した。「（解散で）国民の判断を仰ぎ、信を問うのであれば、防衛費増額と異次元の少子化対策の財源だけは示さねばなりません」とも言及し、国民の痛みを伴う部分について、自民党は正面から向き合うべきとの持論を示した。永田町では、13日に内閣改造を行った岸田文雄首相が、早ければ11月にも衆院解散に踏み切るのではないかとの臆測も出ている。石破氏は時期などには触れず「まもなく衆議院議員の任期も半ばを過ぎますので、いつ解散総選挙があってもよいように備えねばなりません」と記した。その上で「永田町界隈では様々な観測が飛び交っています。真意を知る由もありませんが、すべからく政治家たる者、主権者である国民に対する畏れ（怖れ）の念だけは失ってはなりません」と強調した。
一方、今回の内閣改造、党役員人事について「世間の評価は概ねかなり厳しいようですが、支持率の向上が政治の自己目的ではありませんし、スタートしたばかりであれこれ言ってみても始まりません」と指摘。「派閥のバランスを重視したとしても、年功序列だとしても、『この政策を実現するためにこの人を選んだ』ということがやがて明らかになればそれでよいのです」と記した。
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