世界中で生成AI(人工知能)スタートアップへの投資が活発になっているが、その中で今後有望なのはどんな分野なのだろうか。ここ2年、生成AI企業に投資してきた有力ベンチャーキャピタル(VC)の米インデックス・ベンチャーズが今注力しているのが、精度の向上だ。一見確からしい誤情報を出す「ハルシネーション(幻覚)」や回答の偏りを減らす技術に積極投資している。インデックス・ベンチャーズはリード投資家として生
例えば、データのラベル付け、モデルの学習、生成AIに的確な指示を出すプロンプトエンジニアリングなどを担うツールを提供する英ヒューマンループ(Humanloop)、米ライトニングAI(Lightning AI)、オーケスタ(Orquesta、オランダ)に出資している。
さらに、非構造化データを効率的に格納、検索、インデックス化(索引作成)できるベクトルデータベースを提供するウィービエイト(Weaviate、オランダ)にも出資した。これによりLLMのようなAIシステムは大量のデータを入手できるようになり、信頼性を高められる。 22年7月には業務での検索や要約を手がける米ヘビア(Hebbia)のシリーズA(調達額3000万ドル)に出資した。その数カ月前には英タクティック(Tactic)に出資した。タクティックは営業やカスタマーサポート部門が顧客データを検索し、知見を収集して市場調査やアカウントターゲティングに活用できるよう支援する。 23年3月にはタビュスに出資した。タビュスは顔と音声のクローン作成技術を使い、顧客ごとに最適化した動画を生成する。企業はこれを営業やマーケティング、採用など様々な目的に活用できる。同様に、マーケティング・営業コンテンツ生成スタートアップの米トウフ(Tofu)にも出資している。
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