【新着】理解者だった姉の死、時代を先取りした設定で打ち切り… 早熟の天才・石ノ森章太郎がヒットを生み出すまで
初期段階の設定をテレビ番組と共有し、同時期に並行して描かれた原作版コミック。『週刊ぼくらマガジン』でスタートし、その後『週刊少年マガジン』に移行。2号・一文字隼人の登場、ニセライダーの出現など、テレビの展開を重ね、独自にストーリーを膨らませたのは石ノ森の真骨頂だ。さらに最終回では衝撃の結末が!『仮面ライダー』は71年にテレビ放送および雑誌連載が始まったが、そこに至るまで石ノ森はどのような作品を描いてきたのだろうか。その前夜となる60年代の代表作をたどってみたい。
リアルな科学設定や心理を重視して描く海外SF小説からの影響も色濃く、たとえばフィリップ・ワイリーの人造超人SF『闘士』やアルフレッド・ベスターの宇宙復讐譚『虎よ、虎よ!』は、『サイボーグ009』や『仮面ライダー』のヒントになったようだ。 こうして熟成していった手法は子ども向けの枠に収まらず、さまざまなジャンルで結実する。68年に新創刊した青年誌『ビッグコミック』連載の時代劇『佐武と市捕物控』は、実験性と娯楽性を絶妙なバランスで配分し、石ノ森テイストを完成させていった。野獣に変身する人造生物ガロを連れた謎の人物スカルマンが、両親を殺した犯人を追う復讐譚。雑誌の総ページ数の4分の1という100ページの読み切り作品。『週刊少年マガジン』に掲載。 ©石森プロ
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