王道なれども遊びやすい―『ディオフィールドクロニクル』はジャンル入門編に最適の国産RTS【爆レポ】 和ゲーでは珍しいRTSの新IP、その実力や如何に?
まずは恒例のオプション確認から。このゲームは「Unreal Engine」を使用されています。うん、最近多いですね、「Unreal Engine」製のゲーム。そしてある項目を見つけてびっくりしました。「レイトレ」に「FSR」に「XeSS」。特に「XeSS」なんて新しいインテルのグラボの機能ではないですか。ちなみに、筆者のPCはRyzen 7...
この事態を受けて、周辺各国はロウテイル連合を結成するも連戦連敗。敗戦を重ねて領土を削り取られる状況でした。ですが事ここに至って連合に大国ヴェルマ連邦が参加する形で参戦すると、戦況は膠着することとなりました。 ここでディオフィールド島に注目が集まります。シュヴィア帝国の強さの原動力である近代魔術、これは素質あるもののみが使用できた古代魔術と異なり、誰でも使用できるようにした「汎用化」された魔法なのです。そして、その発動に必須の地下資源であるジェイドがディオフィールド島には豊富に眠っていることから、図らずもオルティナ王国も対岸の戦乱に巻き込まれつつある状況にあるのです。しかし、オルティナ王国も一枚岩ではありません。王政府の諮問機関であり、10人の元老からなる元老院。彼ら元老を後ろ盾に、王国の貴族は派閥を作ってはなおも熾烈な競争を繰り広げている最中。まさに外憂内患のこの状況ですが、王国はどうなるのでしょうか。
さて、このような時勢の中で、ゲームは緊迫したカットシーンから始まります。森の小道を疾走する馬車と、それを追う騎兵。馬車に乗るのは敏腕秘書官ぽいインテリ眼鏡の女性一人。が、荒れた路面に馬車は事故を起こして停止、その弾みに御者も失神して、まさに絶体絶命の窮地に。とそこに駆けつけた槍騎兵と剣盾兵士と短剣使いの一行。戦い慣れした様子の3人を前にあっけなく殲滅される追手たち。 いいですね、切られた敵から噴き出る血しぶき。奥ゆかしいですが趣のある描写です。筆者としては派手派手なエフェクトも爽快感と言う点ではありだとは思うのですが、見続けているとちょっと疲れるというか。まして自分や敵すら見失うようなど派手なのはね。キャラには「HP」「EP」「TP」という数値があり、HPはキャラクターの体力を、EPはスキルの発動に必要なものでMP的なもの、TPは強力な必殺技に相当する“魔煌玉”の発動に必要なリソースとなっています。スキルには各種状態異常を誘発したりするものが多く、敵のスキル発動を妨害したりノックバックさせたりと多くの場面で有効です。ただし、発動ごとにクールタイムがあるので調子に乗って使いまくると、いざという時に使用不可で押し切られることも…。馬車に乗っていたのはインテリ眼鏡ことロレイン・ルクシア嬢。傭兵としての腕を見込まれた3人は、元老院が1席のウィリアム・ヘンデ公の私設騎士団に招かれることとなります。