勇太氏は、衆院選で15回当選し「無敗の男」と呼ばれた中村喜四郎氏の長男。「4年、10年、15年。時間をかけて父を超えたい」と力が入る。喜四郎氏は前回21年の衆院選で立… - スポーツニッポン新聞社の公式サイト（www.sponichi.co.jp）。
勇太氏は、衆院選で15回当選し「無敗の男」と呼ばれた中村喜四郎氏の長男。「4年、10年、15年。時間をかけて父を超えたい」と力が入る。喜四郎氏は前回21年の衆院選で立民から出馬するも、76年の初当選以来初めて選挙区で敗れ、比例で復活当選。今年9月24日に喜四郎氏が引退を表明し、県議を2期6年務めた勇太氏が地盤を継いだ。勇太氏は「当落にかかわらず、これからの4年間で父がやった10万軒の戸別訪問を超えるつもりで徹底的に地元を回る。これが世襲だとか三代目と言われている私が示すことができる覚悟。10万軒が大変だと言うようではまだまだ甘い」と公約で熱意を示した。
選挙戦でも父譲りの「ドブ板選挙」を展開。喜四郎氏はホンダベンリィCD50に乗って支持を訴えるのが風物詩だった。勇太氏も50CCのヤマハYB―1にまたがり、期間中200カ所以上を回っている。また「日本一選挙に強い」とうたわれた父の後援会「喜友会」も強力に後押しする。 一方で永岡氏は文科相時代の旧統一教会への質問権行使などの実績や政策で勝負。選挙戦でも裏金や旧統一教会との接点がないことなど、クリーンさを有権者に訴えている。陣営関係者は「かなり厳しい戦いになる。相手は選挙の戦い方、見せ方が上手。世襲の色もうまく隠している。ただ、有権者を票としか見ていないようにも見えるし、絶対に負けるわけにいかない」と燃えている。
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