ロシアとウクライナが4回目の停戦協議を29日にトルコで開く方向。ウクライナはNATOへの加盟を断念する代わりに、新たな枠組みで同国の安全を保障するよう求めていますが、双方が歩み寄れるかが焦点です。
トルコ政府によると、交渉は大きく6つの分野で行われている。このうち①ウクライナがNATO加盟を求めず「中立化」する②ロシアの脅威になる武装を解除した上で両国の安全を保障する③「非ナチ化」④ロシア語を自由に使えるようにする――の4分野では合意に近づいているという。
ゼレンスキー氏は近い将来のNATO加盟は非現実的だと認め、代わりに米欧とトルコに加え、ロシアがウクライナの安全を保障する枠組みを求めた。「(安保の合意が)ただの紙切れであってはいけない」と強調。「条約として署名されなければいけない」と述べた。ロシアとの不可侵条約と、それが破られた場合の米欧の関与を盛り込んだ条約を想定しているとみられる。ドネツク、ルガンスクの東部2州にある親ロ派実効支配地域や、2014年にロシアが一方的に編入したクリミア半島の扱いを棚上げにできるかも焦点になる。ロシアは東部2地域の親ロ政権の独立や、クリミアのロシアによる併合についてウクライナや国際社会からの承認を求めている。
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