焦点:退任するインドネシア大統領、長男を次期副大統領に据え今後に布石

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焦点:退任するインドネシア大統領、長男を次期副大統領に据え今後に布石
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インドネシアのジョコ大統領が初当選し、就任式に臨んだのは2014年。このときジョコ氏の長男は出席を嫌がっていた。

ジョコ氏の計画にとって障害の1つは、闘争民主党のソロ支部長だったF・X・ハディ・ルディアトモ氏だった。ハスト・クリスティヤント党書記長がロイターに語ったところでは、ハディ氏は当初、ギブラン氏を候補として指名する決定を支持していなかった。事情に詳しい関係者によれば、ジョコ氏はギブラン氏の選挙運動を支援するため、影響力の強い自らの支援者ネットワーク「プロジョ」を動員したという。

ギブラン氏を擁護する人々は、同氏の政治的なコミュニケーション能力は改善されていると話す。大半の識者は、副大統領候補によって今年行われたテレビ討論において、ギブラン氏は経験値で優る2人のライバルに対して善戦したと認めている。この時点で、大統領と副大統領候補の年齢要件は40才以上とされていた。だが9カ月後、憲法裁判所はこの年齢要件に例外を設け、ギブラン氏の出馬が可能となった。 憲法裁判所のトップはアンワル・ウスマン判事。ギブラン氏の叔父で、ジョコ氏の義弟に当たる。その後同判事は、この件の裁定に関して利益相反があったとして倫理規定違反により処分を受けた。ただし裁定は有効とされている。ギブラン氏の出馬資格を認める裁判所の判断以前から、プラボウォ氏は副大統領候補としてギブラン氏に声を掛けていた。関係者の1人によれば、プラボウォ氏は書面による1回を含め7回にわたって副大統領候補としての出馬をギブラン氏に要請した。ギブラン氏は3回目の要請を受けた時点で気持ちが動いていたという。2人の関係者によれば、ジョコ氏のおじに当たるセチャワン・プラセチョ氏は、1990年代に権力乱用の容疑で軍籍を剥奪されたプラボウォ氏に肩入れすることなく、静かに退任することを勧めたという。プラボウォ氏は、そうした容疑について否認している。任期満了を迎えるジョコ大統領は、一連の動きについて厳しい批判を浴びている。320億ドルを投じたもののトラブル続きでまだ建設中となっている新首都プロジェクトを中心とした自らのレガシーを守るべく、ジョコ氏が政治王朝を築こうとした、というのが識者らの見立てだ。

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