病気に苦しむ子どもたちを励ましたい―。西武の炭谷銀仁朗捕手(36)が難病と闘う子どもと家族を本拠地試合に招待する企画が、今年で10年目を迎えた。「多くの人に元気を与えられたら」。6年ぶりに古巣に復帰した今季も気持ちは変わらない。
5月26日、ベルーナドームに7家族27人が招待された。試合前、参加者と写真撮影などで触れ合った炭谷捕手は「一年でも長くやっていきたい」と改めて感じたという。招待された一人、小学4年生の原田真吾さんは二分脊椎と呼ばれる先天性の疾患で歩行などが難しい。それでも「夢は野球選手」。プロで活躍してきた炭谷から声を掛けられ「うれしい」と目を輝かせた。
2015年にこの活動を開始。手本にしたのが、小児がんの患者や東日本大震災で被災した児童を支援してきた栗山巧外野手(40)の取り組みだ。先輩がプレー以外でもプロ選手としての役割を果たす姿に刺激を受けたといい、球団に相談して実現した。 19年に巨人へ移籍し、楽天を経て戻ってきた西武。炭谷捕手が着用するユニホームが変わっても、子供らが喜ぶ姿はいつも同じで「もう一回頑張ろうと再認識した」。ベテランとなった自身にとってもグラウンドで奮起する力になっている。今季は7月7日と9月14日のロッテ戦でも実施予定だ。
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