英北部の町議会が、地元の病院に何年も毎日通って患者に癒やしを提供してきた1匹の猫を表彰。「町の鍵」と「自由に歩き回る免許状」、猫用おやつ1袋を贈呈した。 →毎日病院に通う猫、町が表彰 「自由に歩き回る」免許贈呈 英国
英イングランド北部ノーサンバーランド州の町ヘクサムで先週末、一風変わった表彰式が執り行われた。地元の病院で何年も患者に奉仕してきた1匹の猫の功績をたたえ、町議会が「町の鍵」と「自由に歩き回る免許状」、猫用おやつ1袋を贈呈したのだ。
茶色の毛をした13歳の雄猫ヤング・ベルは毎日、自宅から近所のヘクサム総合病院まで通っている。4年以上前から続く日課で、今や病院の公式マスコットとして院内で患者を出迎えている。地元の人々によると、その穏やかな性格は、患者に大きな癒やしを与えているという。 看護師のジェーン・ファーガソンは、BBCの取材に「病院を訪れる患者さんは、とても不安で心配になっている。かなり弱気になっている人もいるだろう。ヤングは出会う人すべてに落ち着きと安らぎを与えてくれる」と語った。 町議会のスザンヌ・フェアネスエイトケン議員も、「ヤングは、どんな人にもかまってくれる。何年にもわたり、人々を幸せな気持ちにさせている。メンタルヘルスの問題を抱えた人に対しても、患者を見舞う家族が相手でも、ヤングは寄り添ってくれる」と絶賛する。地元紙ニューカッスル・クロニクルによれば、飼い主のグリニス・ベルにとって表彰は思いがけない出来事だった。「町議会から電話がきて表彰状と町の鍵を贈りたいと言われるまで、何も知らなかった」。ヤングの病院通いは当初、必ずしも歓迎されていなかったという。
しかし、ヤングの粘り強さはついに報われた。「最初は受け入れてもらえなかったこの子が、こうして認めてもらえたのは、とてもうれしい。以前は病院の周りを猫がうろつくのを嫌がる人が多かったけれど、今は病院だけでなく町議会も評価してくれている」とベルは話している。
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