歯科医の女性とその夫は、女性の両親と二世帯住宅をつくり、そこに住む決断をした。両親は土地代の3分の2を負担した。幸せな時間と空間を共有できるはずだったが、母娘の断絶により二世帯の関係は修復不可能なものに。両親は遺産相続を駆け引き材料にして娘夫婦を懐柔しようとするが――。
この頃は夫も、上地さんと上地さんの母親は仲が良いと思っていたため、育児のフォローなども得られるだろうと、同居に賛成。夫の両親は、息子が決めたことに口出ししない人たちだった。
一方、当時の母親(71歳)は、実家の隣に建築された施設からの騒音が気になってイライラしていた。そのため上地さん夫婦が、「家を購入するか、もしくは二世帯住宅を考えている」と伝えたところ、すぐさま母親は父親(当時72歳)に対して、「(今住んでいるこの家の)土地を売って二世帯住宅を建てるのか、(あなた)1人でこの家に残るのか決めて! 私は美栗と一緒に住む!」と迫った。 しかし、父親はなかなか首を縦に振らない。親(上地さんの祖父)から相続した土地を簡単に手放すことはできないという理由だったが、3日後、土地を売ることを決断。そのことを伝えるために、父親は上地さん夫婦を呼び出した。 父親は、「二世帯住宅を皆が求めているようだし、土地は売ることにした。今不動産業者を当たっている。可能な限り高値で売る。それを元手に良い土地があれば探す。ハウスメーカーは、美栗たちで決めていい」と話した。
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