精度の高さであっという間にユーザー数を増やした機械翻訳「DeepL」。 →機械翻訳はAIの美しさだ。言語の特性すら問題にしない翻訳の未来
世界10億人以上に利用され、29の言語に対応し、言語間のコミュニケーションの壁を難なく乗り越える機械翻訳ツール「DeepL」。2017年8月のローンチから5年で、訳文の出力スピードは数秒まで短縮し、ほぼ同時翻訳レベルに到達した。
日本に登場したのは 20年3月と歴史は浅いが、ドイツに次いで世界2番目の市場規模に拡大した。「グローバルのなかで日本でのポテンシャルは高い」とクテロフスキーは期待を込める。日本語特有の主語の脱落やスペースのない文章も難なく英語に変換し、他社のツールと比べ誤訳が少ない。これは同社が開発に注力するニューラルネットワークの強みにある。良質で膨大な翻訳テキストさえ見せれば、たとえそれが方言でも、難解な分子生物学であっても学習しほぼ同時翻訳してしまう。つまり、日本語の特質も、機械学習の前では障害にならないということだ。この能力をクテロフスキーは「AIの美しさ」と言い、惚れ込む。もちろん、翻訳の質を高める教育係として、テキストの誤訳を精査するプロの翻訳者や言語学者の後方支援チームがいることは言うまでもない。
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