横浜FC小川航基が決勝弾 暫定で最下位脱出…今季PKは3度全て成功「戦術的な駆け引きも勝ったかな」 サッカー soccer football
前半だけで柏にシュート13本を浴びたが、GKブローダーセンのビッグセーブなどもあり前半を0―0で折り返し。後半もピンチが続いたが、24分にFW小川航基が今季6得点目となるPKを決めて先制し、逃げ切った。
小川航は「相手も前半から攻勢に出てきてしのげたことが勝利につながったかな」とチーム一丸での勝利に満足そう。今季6ゴール中、3得点がPKによるもの。「PKデータ通りに動いてくれた。俺の思い通りにGKが動いてくれている。左に蹴っている数が多いから左と予想していたと思う。戦術的な駆け引きも勝ったかなと思います」との強心臓ぶりだった。 この日はJリーグ30周年にちなんだカードが組まれた。柏と横浜FCはともに開幕時には所属していないが、95年に柏がJリーグに参入した際、日立柏サッカー場で初めて対戦した相手が、横浜フリューゲルス。3月29日のサントリーシリーズ第4節で、柏が横浜Fに2―1で延長Vゴールで勝利していた。
Jリーグの思い出について小川航は「試合前に監督も言っていて、そういう(歴史も)感じながらプレーした。子供の時は地元が横浜なのでマリノスを見てて。俊さん(中村俊輔氏)を見て育った。エスコートキッズをやって、俊さんとずっと手をつなぎたかったけれど、1人前の選手になっちゃった、なんてこともありました」と懐かしそうに振り返っていた。 ただ、ボランチのMFユーリ・ララとFW小川航がそれぞれ累積4枚目の警告を受けた。そのため、20日の川崎戦(ニッパツ)は攻守の要の2人が同時に出場停止となる。「ジュビロの同期の大南とやり合いたかったんですけれど。そろそろ来ると思っていたので。仕方ないですね」と話していた。