落語家・桂ざこば(76)の弟子3人が来年3月、そろって上方落語の歴史的名跡を継ぐことになり30日、大阪・動楽亭で会見を行った。ざこばの5番弟子・ひろば(45)が「二代目...
来年3月に同時襲名する(前列左から)桂そうば、桂ひろば、桂ちょうばと(後列左から)桂米団治、師匠の桂ざこば、桂南光ざこばの5番弟子・ひろば(45)が「二代目桂力造」に、ちょうば(45)が「四代目桂米之助」に、そうば(45)は「二代目桂惣兵衛」を襲名する。力造は江戸中期に活躍し、落語家で初めて「桂」を名乗ったとされる桂文治の弟子。惣兵衛はその文治の本名。さらに米之助は三代目が故・桂米朝の兄弟子でもあった。名前は米朝事務所の幹部らが出してきた歴史的名跡を、それぞれが選んで決めた。ひろばは「“力造”という響きが自分のイメージにしっくりきたのと、字画で選びました。名前をけがさないように、今よりいい噺家になりたい」。先代米之助の家族と以前から縁があったというちょうばは「身に余る大きな名前ですが、頑張っていきたい。基本はざこばの弟子なので師匠のように、人間の情を表現できるような噺家に」と言葉をかみしめた。
神戸大出身でサラリーマン経験もあるそうばは「名前に“文”や“枝”が入るといろんなところでもめるんです」と笑わせ「襲名興行を開いてもらうので、そこで自分のことを知ってもらうきっかけになれば」と力を込めた。 同席した米朝事務所の常務でもある桂南光(72)は「名前が変わったからって、すぐに落語が変わるわけではない。それでも2年、3年したら自然と変わっていくもの。私はそれを楽しみに老後を生きていきたい」とエールを送った。また米朝さんの息子でもある桂米団治(65)は「私も小米朝のころ、まさか自分が米団治になるなんて思ってもいなかった」と振り返り「三人三様です。これからが楽しみ」と笑った。
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