松井周が作・演出を手がけ、菅原直樹が演出協力と出演に名を連ねる、ハレノワ創造プログラム「聖地(仮)」改め「ハレノワ創造プログラム『終点 まさゆめ』」の稽古が、7月4日に岡山・岡山芸術創造劇場 ハレノワの練習場にてスタート。4日は松井、菅原のほか、久保井研、申瑞季、篠崎大悟、荒木知佳のほか、オーディションキャストの石川佳代、井上洋子、今栄敬子、小川隆正、竹居正武、山田浩司が参加した。
稽古の冒頭で松井は「『聖地』の改訂再演はどうしてもやりたくて、中止が決まったのち、カードゲーム型の“安楽死に関するワークショップ”としてやったほどでした。今回は、そこからさらにアイデアを練り、セリフのあるところとないところを織り交ぜたような形の作品になります」と説明。また、「聖地2030」でさいたまゴールド・シアターに関わってから“老い”について考えるようになったと言い、「老いというと暗い感じに捉えられがちですが、見方によってはそのまま笑いにできればなと。まだ作品のゴールは見えませんが、出演者の皆さんが生きてきたそのままが舞台に出るような、ドキュメンタリーのようなフィクションのような作品になれば」と意気込みを語った。続けて出演者たちが自己紹介をすることに。菅原が口火を切り、そのまま座っている席順で、1人ひとりあいさつした。オーディションキャストの中には、菅原演出の「老人ハイスクール」に出演経験がある人、偶然本作のオーディションをチラシで知り応募することにした人、まったく演劇経験がない人、さいたまゴールド・シアターのメンバーだった人など、さまざまな“出自”の人たちが集まった。オーディショ
稽古の冒頭で松井は「『聖地』の改訂再演はどうしてもやりたくて、中止が決まったのち、カードゲーム型の“安楽死に関するワークショップ”としてやったほどでした。今回は、そこからさらにアイデアを練り、セリフのあるところとないところを織り交ぜたような形の作品になります」と説明。また、「聖地2030」でさいたまゴールド・シアターに関わってから“老い”について考えるようになったと言い、「老いというと暗い感じに捉えられがちですが、見方によってはそのまま笑いにできればなと。まだ作品のゴールは見えませんが、出演者の皆さんが生きてきたそのままが舞台に出るような、ドキュメンタリーのようなフィクションのような作品になれば」と意気込みを語った。続けて出演者たちが自己紹介をすることに。菅原が口火を切り、そのまま座っている席順で、1人ひとりあいさつした。オーディションキャストの中には、菅原演出の「老人ハイスクール」に出演経験がある人、偶然本作のオーディションをチラシで知り応募することにした人、まったく演劇経験がない人、さいたまゴールド・シアターのメンバーだった人など、さまざまな“出自”の人たちが集まった。オーディションキャストの熱っぽい語りに影響されたのか、俳優陣も演劇との出会いや趣味の話など、フランクな口調で語り、稽古場に和やかな空気が流れる。全員の自己紹介を聞き終えた松井は「いやあ、勢いとエネルギーがすさまじいですね! 皆さんからもらうエネルギーがとてもあります」と笑顔を見せ、「今回、演劇観を変えたいなと思っていて。これまで演劇というと、その道の“すごい人”がやっているもの、という印象でしたが、上手い下手とかではなく、普通にいる人が戸惑いながらコミュニケーションする世界を見せたいなと思っています。絶対に面白いものにしたい!」と意気込んだ。その後、稽古用に用意された準備稿を使って、読み合わせが行われた。まず松井が「物語の軸となるのは、人生が完成に向かっている人たちが目指す最大の娯楽施設“まさゆめ”という星に向かう、宇宙船です。ただ、舞台になるのは、“まさゆめ”とは違う星で、そこではある記念式典が行われていて……」と説明を始めると、出演者たちから「全然わからない」「絵に描いてもらったほうがわかりやすいかも」と声が上がり、松井がホワイトボードを使って説明することに。それによれば、“まさゆめ”とは違うとある星では、人類の誕生を寿ぐ記念式典が行われるところで、その式典ではかつて宇宙船の中で起きた出来事が、劇として披露される。ある事情から、宇宙船の乗客を1人降ろさないといけなくなったのだが、誰を降ろすべきかで議論が繰り広げられ……。
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