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今作は杉咲演じる川辺市子が、3年間一緒に暮らしてきた恋人の長谷川義則（若葉竜也）からプロポーズを受けた翌日に、突然失踪。途方に暮れる長谷川の元に市子を捜しているという刑事・後藤（宇野祥平）が訪れる。捜索を続けるうちに長谷川は、彼女が生きてきた壮絶な過去と真実を知ることになる。
この日が日本で初の舞台あいさつとなった。撮影を振り返り、杉咲は「味わったことのない経験をさせてもらった。演じ手として、自分がこう表現しなければという欲がはがれ落ちて、ただ起こっていることに対して。反応してしまう時間、心が揺さぶられる時間を過ごせたのは初めての経験。それだけ引力のある作品。素晴らしい時間を過ごさせてもらった」と昨夏の撮影を思い返した。 この映画は虹がキーワードになっているという。「クランクアップの日、その日は、突き抜けるような青空だったんですけど、その中にやさしく虹が架かっていて。こういうものに映画は守られていたのかな」と撮影時のエピソードを開かした。 杉咲の恋人役を演じた若葉竜也（34）は「切なすぎて笑ってしまうシーンもある。こんな悲しくておもしろいことあるのかなと思いました」、同級生役を演じた森永悠希（27）は「なるべく多くの人に届けたいと思える作品」と作品の魅力を伝えた。
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