子宮の健康を考えるシリーズ後編は、子宮体がんにフォーカス。ホルモンバランスの崩れが主な要因のひとつである子宮体がんは、50、60歳代の発症がピーク。不正出血など、早期に自覚症状が出ることが多いのも特徴だ。
ホルモンバランスの崩れが主な要因 Q. 子宮体がんは、閉経後の病気というイメージが一般的です。でも、最近は若い世代にも起こりうるというのは本当? A. 子宮体がんの発症は40歳以降から増加し始め、最も多いのは50、60歳代というのに変わりはありません。ただし、もともと月経不順があったり排卵が正常に行われなかったりする人は、一部ですが、30代など比較的若い年齢で発症することも。月経不順などの症状がある場合は放置せず、早めに検査を受けることが重要です。 Q. 子宮体がんの発症は、更年期など女性ホルモンと関連性が強い? A. はい。子宮体がんの原因は女性ホルモンの乱れです。女性ホルモンには子宮内膜の増殖を促す「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と、子宮内膜の増殖を抑える「プロゲステロン(黄体ホルモン)」がありますが、これらのホルモンのバランスが崩れるとエストロゲンの働きが過剰になり、子宮内膜が異常に増殖することでがんが発生します。 Q. 女性ホルモンが関係するから、妊娠・出産の経験がない女性は発症しやすい? A.
主なサインは、月経以外や閉経後に性器からの不正出血。不正出血があれば、出血の量に関係なく婦人科医を受診することが重要です。このように、子宮体がんは検査の負担や早期で自覚症状があるので、子宮頸がんのように20歳からの検診ではなく、症状あるときに子宮頸がんの検診と同時に子宮体がんの検診も選択的に受けられる自治体が多いと思います。お住いの地域で確認して下さい。 ただし、閉経前は月経不順による出血なのか、がんによる出血なのか自己判断が難しい場合は、閉経に近づくころには婦人科を受診し相談されることをお勧めします。50代前後以降は1年に1回ほど検査を受けるのもいいですね。また、子宮体がんは遺伝性腫瘍のものも。母親、祖母、叔母など血縁者で子宮体がん、大腸がん、胃がん、泌尿器系のがんなどを発症した人がいる場合は、若いうちから注意が必要です。 Q. 子宮体がんにはどんな治療法がありますか? A.
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