Forbes JAPAN本誌で連載中の『美酒のある風景』。今回は4月号(2月25日発売)より、「シャトー ガルペ クリュクラッセ ロゼ 20…… → 春が待ち遠しくなる、桜色のプレミアムロゼワイン
昨今、資本や商品、サービスは国境を越え、均質化しているといわれる。これは、ファッションやエンタメ、飲食などやわらかな業界でも同じ。ヨーロッパにいてもK-POPが聞こえ、各国でクラフトジンがつくられ、世界No.1のレストランと名高い「noma」(デンマーク)が閉店するというニュースはまたたく間に世界へ拡散された。つまり、世界は確実に小さくなっている。でも、日本は世界とまったく同じトレンドを追いかけているのかと問われたら? もちろん答えは「NO」。そのひとつの好例がロゼワインではなかろうか。
現在、ロゼワインは世界的にトレンドとなっており、増産傾向にある。特に春~夏にかけてはあたたかな陽光のもとでロゼワインを楽しむ人が多い。わかりやすくたとえるなら、初夏のリゾート地のカフェテラス、海を眺めながら飲むのは断然ロゼワイン、というイメージだ。しかし日本ではまだロゼワイン人気に火がつかない。なぜか?「以前日本に輸入されていたロゼは比較的安価で甘めのものが多かったので、カジュアルな印象をもたれていました。でもここ数年で品質が高いロゼワインも登場。フランス料理を味わう食中酒としても十分頼りになる存在です」と話す、プレミアムレンジのロゼワインの筆頭が「シャトー ガルペ クリュクラッセ ロゼ」である。
仏コート・ド・プロヴァンスにて2020年から有機栽培に転換した「シャトー ガルペ」はフランスでも珍しくロゼワインに特化したワイナリー。広大な自然保護林に囲まれたロケーションを生かし、ブドウ畑の地質だけにこだわるのではなく、エステート全体の生態系に着目。世界に12カ所しかない女王蜂の繁殖ステーションを置「洗練された複雑みのある香りと味わい、長い余韻が特徴。前菜からシーフードはもちろん、鶏やブタなどの軽めなメイン料理まで通してお楽しみいただけるはずです」とよいことずくめのうえに、やはりこの美しいピンク色が気分を上げてくれる。資料には「天使の頬色」とあったが、日本人としては「桜色」と表現したくなる繊細な色だ。
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