五回に藤森海斗選手の適時打で3点目を奪い、盛り上がるアルプス席(甲子園球場=新田祐也撮影) 甲子園球場で12日に行われた第106回全国高校野球選手権大会の2回戦で、高知県代表の明徳義塾は鳥取城北(鳥取)に7―0で圧勝した。アルプス席から「か...
甲子園球場で12日に行われた第106回全国高校野球選手権大会の2回戦で、高知県代表の明徳義塾は鳥取城北(鳥取)に7―0で圧勝した。アルプス席から「かっ飛ばせー」「ナイス、バッティング」と大声援を送った控え部員や保護者は「最高の勝ち方や」と大喜びした。前回出場の2022年大会は初戦敗退。当時、右翼手で出た安井大翔さん(20)=大阪市=は「あっという間に夏が終わった。後輩たちは、もっと甲子園を味わってほしい」。2年ぶりに県代表をつかんだ仲間に、佐川中出身で3年の藤田一郎さん(18)は「憧れの場所に連れてきてもらった。精いっぱい応援する」と意気込んだ。
スタンドの思いに応えるように、一回に藤森海斗右翼手の犠飛で先制し、二回には平尾成歩二塁手の適時二塁打で1点を追加。五回までに5点を奪い、平尾選手の父、昭弘さん(45)は「みなが力を出してくれている」と笑顔でうなずいた。 スタンドのお祭り騒ぎが続く中、攻撃を鼓舞する「アルプス一万尺」を吹き続けたのは、21年夏にも駆け付けた大阪学芸高の吹奏楽部。当時はコロナ禍で活動機会が限られていただけに、タクトを振る顧問の井上雄太さん(37)は「声をかけてもらいありがたかった。恩返しの気持ちも込めて応援します」。長い攻撃が続く間、部員たちが真っ赤な顔で演奏を続けた。 九回、池崎安侍朗投手が最後の打者を三塁ゴロに打ち取ると、スタンドに「ヨッシャー」の大歓声がこだました。甲子園で初めて仲間と校歌を歌い上げた藤田さんは「ここで聞くと、何か違う。ジーンときた」と感無量の様子。安井さんも「明徳らしい戦いを続けてほしい」とエールを送った。
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