早稲田大学(早大=関東2位)は、立命館大学(立命大=関西1位)に完敗し、甲子園ボウルで悲願の初優勝を逃した。早大の攻撃陣は反撃を試みたものの、守備陣の奮闘も空振りに終わった。
前半は、看板の守備陣で歯が立たなかった。相手の5シリーズ全てでタッチダウン(TD)を献上。山嵜大央(4年=大産大付)と蓑部雄望(2年=佼成学園)の両RBを止められず、ランだけで前半260ヤードを奪われた。第2クオーター(Q)だけで28失点。終了間際にはQB竹田剛(3年=大産大付)にもTDランを許した。
主将の小林亮生(4年=早大本庄)や飯田星河(4年=早大学院)が最終学年を迎えたオフェンスライン(OL)も、試合を通してパスプロテクションが、ほぼ完璧。その後も長いパスが決まるなど計193ヤードを稼いだが、FG2本に抑えられた。平田裕雅(4年=早稲田実)の48ヤードFGも、距離は十分だったが右ポストに嫌われた。 13-45と大量32点差をつけられた最終、第4Q。QB八木が1本を返す。WRのエース入江優佑(4年=関西大倉)が、相手DBのマークを左手1本で外しながらダイビングキャッチした。28ヤードTDパスをしっかり抱え、エンドゾーン右隅に体を預けた。 これで立命大には公式戦4戦全敗。サヨナラの52ヤードFGを外して1点差負け(27-28)した15年の甲子園ボウル以来9年ぶりの再戦も、初勝利はならなかった。関東大学リーグで圧倒した自慢のディフェンスが、最終的に516ヤード(ラン382、パス134)を許す力負けも、全て出し切った。
早稲田大学 甲子園ボウル アメリカンフットボール 立命館大学 優勝
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