【杭州(中国)1日=手島莉子】卓球女子シングルス決勝で、世界ランク9位の早田ひな(23)=日本生命=は同1位の世界女王・孫穎莎(そん・えいさ、中国)に1―4で敗れて銀メダルだった。この種目の日本勢2
早田が世界女王にまたも屈した。日本勢では1994年広島大会金メダルの小山ちれ以来の決勝の舞台。過去10戦全敗だった孫の速攻に、緩急をつけた配球で必死に対応しようとした。第3ゲームは12―10で奪い返した。だが、少しでも甘くなった球は容赦なく強打され「ラリーになった時のコース取り、回転量、スピード、高さがケタ違いだった」とギアを上げた強敵の底力を見せつけられた。
同日の準決勝は世界4位の王芸迪(おう・げいてき、中国)とのフルゲームを制した。会場には中国のファンが7000人以上もつめかける完全アウェー。それでも「(相手への)応援は聞こえない。2人の世界に入り込んでいた」と集中した。決勝で敗れて銀メダルとなったが、「いつもとは違ったうれしさがあります」と手応えはあった。孫も「(早田の)技術が成長している」と実力を認めた。パリ五輪はまだ代表確定ではないが“アジア版五輪”で収穫は多かった。「早田は世界で戦える。中国の選手と戦えるんだぞって思ってもらえたことで、頑張らなきゃと思える」。女王を倒すのは、パリの舞台までとっておく。
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