日産自動車は5月31日、パートナーとの取引に関する説明会を日産グローバル本社で開催。日産自動車 代表執行役社長 兼 CEO 内田誠氏と専務執行役員 長谷川博基氏、社外弁護士である長島・大野・常松法律事務所(NO&T)の辺誠祐氏と持永勇揮氏の計4名が出席して行なわれた。
調査の方法について辺氏は報道では2024年4月付の見積書、そしてメールというものに言及があったため、日産の購買担当者260名の4月のメールの内容をまずチェック。そこから報道で言及された見積書や「当社の目標」等と記載されたメールでの連絡が確認されたため、それと関係を有すると考えられた部門の関係者合計37名に対し、延べ43回のヒアリングを実施した。④A社が日産に2024年4月●日付けで提出した見積書には、日産のフォーマットにより「個別原低とは、弊社より依頼したもの」との記載が当初から存在するところ、「弊社」はA社を意味しており、A社側が原価低減を依頼しているという見積もり上の体裁を日産が作出している。
辺氏はこのA社事案について、「まず、報道されたような計算式と個別原低に関する記載が存在する見積書のフォーマットの利用というものが確認されております。ただし、日産と取引関係のあるサプライヤーさんは2000社を超えるところ、このフォーマットというものは量産品サプライヤーとの間では利用されておらず、あくまで試作品のプレス部品を製造する数社とのお取引により限定的に利用されるものであったいうことを確認しております。このフォーマットが利用されるようになった経緯は過去に遡るんですが、2015年に一品一様の試作品プレスの価格レベルの妥当性・一貫性を担保する目的で、日産自動車と各サプライヤーは原単位コストテーブル(試作品の仕様等に応じて、加工費等の単価を統一的に想定したもの)というものにより算出される単価の使用を合意しました。試作品のプレスということで、なかなかその単価というものを算定することが難しいということで、作ってもらう試作品の難しさであったり、そういった個別の事情に応じて単価というものが算定される、そういった原単位のコストテーブルを合意したということでございます」。
「そして、FY16からFY19にかけて、日産自動車と各サプライヤーは、そのフォーマットから導き出される査定値というものを基準に毎年6%の原価低減の実施を合意し、このフォーマット上にその計算式というものを設定するという取り扱いにしました。したがって、毎年6%ということですので、1年ずつこの6%というものが増えてまいりますので、FY19時点では6%の4乗という計算式が設定されたフォーマットということになり、FY19以降ですけれども、サプライヤーさんと合意する中、協議する中で、原価低減率の加算というものは行なわれませんでしたけれども、この計算式が設定されたフォーマットを利用する運用というものは継続することになりました。したがって、2024年時点もFY15の時点で合意した原単位コストテーブルに基づく査定値、それに所定の原価低減を行なうことで見積もり金額が算出される仕組みになっていたということになります。繰り返しの説明になりますが、あくまで見積書を提出する際にサプライヤーさんが入力する金額というものは、サプライヤーさんご自身のお見積もり金額ではなく、FY15に合意した原価低減前の当該コストテーブ
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