新紙幣の発行始まる 「渋沢1万円」お目見え

日本 ニュース ニュース

新紙幣の発行始まる 「渋沢1万円」お目見え
日本 最新ニュース,日本 見出し
  • 📰 nikkei
  • ⏱ Reading Time:
  • 18 sec. here
  • 2 min. at publisher
  • 📊 Quality Score:
  • News: 11%
  • Publisher: 51%

日銀は3日、新紙幣の発行を始めた。1万円札には日本の資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一の肖像が描かれている。1万円札の「顔」が変わるのは、1984年に聖徳太子から福沢諭吉に切り替わって以来、40年ぶりだ。日銀の当座預金から現金を引き出す各地の金融機関に日銀が新紙幣を渡すと、紙幣が発行されたことになる。通常の紙幣の受け渡しは午前9時から始めるが、今回は特別に8時からに早めた。もっとも、入手できる銀行

日銀の当座預金から現金を引き出す各地の金融機関に日銀が新紙幣を渡すと、紙幣が発行されたことになる。通常の紙幣の受け渡しは午前9時から始めるが、今回は特別に8時からに早めた。もっとも、入手できる銀行などの店舗は3日時点ではごく一部に限られそうだ。岸田文雄首相は3日午前10時半ごろ日銀本店を訪れ、植田総裁と共に新紙幣の発行状況を視察した。日銀の金沢敏郎発券局長が発券の仕組みを岸田首相に説明した。「改刷」と呼ぶ紙幣のデザインの刷新自体は04年以来20年ぶりとなった。今回の新1万円札は表面に渋沢栄一の肖像を描き、裏面には辰野金吾が設計し「赤レンガ駅舎」として親しまれてきた東京駅の丸の内駅舎をあしらった。新千円札の肖像には北里柴三郎を採用した。日本の「近代医学の父」として知られ、感染症予防や細菌学の発展に大きく貢献した。裏面は葛飾北斎の代表作「冨嶽三十六景」の「神奈川沖浪裏」を取り上げた。新紙幣に描かれる3人とも明治時代に活躍した。財務省・日銀はより偽造しにくくなるように、およそ20年のサイクルで改刷してきた。財務省は印刷技術の進展や、目の不自由な人や外国人がより使いやすくなるようにするユニバー

財務省は19年に改刷や新紙幣のデザインを発表し、5年の準備期間を設けた。24年6月末時点で金融機関のATMの9割以上、スーパーやコンビニエンスストアのレジは8〜9割で新紙幣に対応できるようになっているもようだ。一方で、キャッシュレス決済の普及から、新紙幣への対応を見送る店舗もある。国立印刷局は25年3月末までに、計74億8千万枚の新紙幣を用意する。日銀によると、24年6月末までの備蓄量は52億枚程度になった。前回の改刷では1年程度でおおむね6割程度が入れ替わった。 キャッシュレス決済の普及は進み、なお現金大国の日本であっても紙幣の利用頻度は以前より下がり、現金を保有したり用意したりするコストは相対的に高まっている。新紙幣の登場はキャッシュレス時代の現金のあり方に一石を投じることにもなりそうだ。

このニュースをすぐに読めるように要約しました。ニュースに興味がある場合は、ここで全文を読むことができます。 続きを読む:

nikkei /  🏆 135. in JP

日本 最新ニュース, 日本 見出し

Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。

新紙幣「渋沢1万円」お目見え ATMは9割対応新紙幣「渋沢1万円」お目見え ATMは9割対応日銀は3日、新紙幣の発行を始める。1万円札には日本の資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一が描かれる。1万円札の「顔」が変わるのは、1984年に聖徳太子から福沢諭吉に切り替わって以来、40年ぶりとなる。日銀の当座預金から現金を引き出す各地の金融機関に日銀が新紙幣を渡すと、紙幣が発行されたことになる。通常の紙幣の受け渡しは午前9時から始めるが、今回は特別に8時からに早める。もっとも、入手できる銀行などの
続きを読む »

新紙幣の発行開始 20年ぶり、肖像に渋沢ら3人新紙幣の発行開始 20年ぶり、肖像に渋沢ら3人日銀は3日、20年ぶりとなる新しい紙幣の発行を始めた。新紙幣の肖像は、1万円札が「近代日本資本主義の父」と呼ばれる渋沢栄一、5千円札が女子英学塾(現津田塾大学)創立者の津田梅子、千円札が「近代日本医学の父」と言われる北里柴三郎。キャッシュレス化が進む中で新紙幣が登場する初のケースとなった。
続きを読む »

新紙幣「渋沢1万円」お目見え ATMは9割対応新紙幣「渋沢1万円」お目見え ATMは9割対応日銀は3日、新紙幣の発行を始める。1万円札には日本の資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一が描かれる。1万円札の「顔」が変わるのは、1984年に聖徳太子から福沢諭吉に切り替わって以来、40年ぶりとなる。日銀の当座預金から現金を引き出す各地の金融機関に日銀が新紙幣を渡すと、紙幣が発行されたことになる。通常の紙幣の受け渡しは午前9時から始めるが、今回は特別に8時からに早める。もっとも、入手できる銀行などの
続きを読む »

1万円札の顔 40年ぶり交代 - 日本経済新聞1万円札の顔 40年ぶり交代 - 日本経済新聞2024年7月3日、日本資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一が描かれた新1万円札の発行が始まる。1万円札の「顔」が変わるのは、1984年に聖徳太子から福沢諭吉に切り替わって以来、40年ぶりだ。日本で確認される最も古い貨幣の登場から1400年近く、通貨は時代を映す鏡であるとともに、扱い方を間違えれば災いを呼び込む厄介な存在でもあった。通貨の歴史を振り返り、円の未来を展望する。通貨が映す波乱の経済史貨幣
続きを読む »

日銀の国債買い入れ、5月は5兆6662億円 4月を1784億円下回る日銀の国債買い入れ、5月は5兆6662億円 4月を1784億円下回る日銀は3日、日銀当座預金の増減要因と金融調節の5月の実績を発表した。国債買い入れは4兆5290億円だった。この数値は決済日ベースで集計しているため、5月31日に実施した合計1兆1372億円の国債買い入れは含まれていない。31日実施分を含めると、日銀は5月に5兆6662億円の買い入れを実施していたことになる。
続きを読む »



Render Time: 2025-02-24 19:41:19