新濱、0秒01差の接戦制す 男子500「最後は気持ちで」 後半に強さを発揮する滑りを見せつけた。バックストレートから猛烈に追い上げ、ゴール直前で逆転
ゴール直前で追い抜いた。大激戦の男子500メートルを0秒01差で制し、「(表彰台の真ん中に)やっと戻ってこられた」と感慨深げだった。
スタートダッシュが持ち味である同走の村上右磨に100メートル地点で0秒24もの大差をつけられる展開に「焦った」。それでも「自分のレースをするしかない」と一瞬で気持ちを切り替え、後半に強さを発揮する滑りを見せつけた。バックストレートから猛烈に追い上げ、ゴール直前で逆転。「最後は気持ちで勝負しにいった。予想以上に最後の100メートルで伸びてくれた」とうなずいた。 この種目の金メダル候補として乗り込んだ2月の北京冬季五輪は20位と惨敗した。再スタートを切った10月の全日本距離別選手権では7位に沈み、ワールドカップ(W杯)前半戦の代表から漏れた。スケート靴の不具合が不調の一因だったとみられるが、「自分でもあそこまで成績が出なかったのは(理由が)分からない」と振り返る。「復調しているのか分からないが、道具が替わっている中でも自分なりの滑りが見つかりつつある」と新濱。26歳の日本記録保持者にとって、苦しかった1年を乗り越えた証しの勝利となった。(橋本謙太郎)
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