拉致被害者家族会 キム総書記にメッセージ 強く決断を促す nhk_news
横田めぐみさんの母親の早紀江さんは「年がたつごとに体力がなくなってきて、早く娘に会いたいという思いでいっぱいです。違う人生を送らされていることに対して親として怒りしかなく、本当に胸をかきむしられる思いで毎日、無事を祈っています。最後の勝負だと思うので、子どもたちをみんな親のもとに返してくださいとお願いしたい」と話していました。
また、めぐみさんの弟の拓也さんは「この時期、桜の花を見ると、中学校の桜の木と写った姉の写真のことを思い出し、44年もたってまだ解決できていないという時の重さや、人権問題の深刻さをひしひしと感じます。親世代の体力の限界が現実的なものとしてあり、期限を区切ることで、キム総書記の決断を促したい」と話していました。 そして、田口八重子さんの長男の飯塚耕一郎さんは「コロナの話題ばかりで拉致問題がなかなか表面化せず、改めて私たちの思いを掲げることにしました。私たちの命は限られており、もう時間がありません。元気なうちに被害者と会えなければ意味がないということを強調したい」としたうえで、「政府は拉致問題は最重要課題という方針を継続しているが、変化が必要だと感じる。菅総理大臣にはもう一歩進んだ形のメッセージをキム総書記に向けて発信し、日朝首脳会談を実現してほしい」と話していました。
会議に出席した松本京子さんの兄の孟さん(74)は「今回、メッセージを出すことで、北朝鮮の反応が少しずつ見えてくると思う。政府に期待するだけではなく、わたしたち家族が一生懸命取り組み、1日も早く家族を救出したい」と話していました。
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