感染拡大の札幌でテスト大会 五輪マラソン、観戦自粛も疑問の声 市民らからはこの時期のテスト大会実施を疑問視する声も上がった一方、屋外競技であることを念頭に「トップ選手のスピード感は魅力。1人1人が対策を徹底すれば安全に楽しめるのでは」と本番を期待する意見も
スタート地点付近など一部で密集状態が生じるなどしたが、警備や交通面を含め特段のトラブルはなく終了。市民らからは、この時期のテスト大会実施を疑問視する声も上がった一方、屋外競技であることを念頭に、「トップ選手のスピード感は魅力。１人１人が対策を徹底すれば、安全に楽しめるのでは」と、約３カ月後に迫った本番を期待する意見も聞かれた。札幌市では２日に過去最多の２４６人の新型コロナ新規感染者が確認されるなど、４月ごろから感染が急速に拡大。同市は北海道とともに、国に「蔓延（まんえん）防止等重点措置」を要請する方針を固めている。
テスト大会実行委員会はこうした状況を受け、大会の約３週間前に実施内容を変更。五輪代表内定者らトップ選手が走るハーフマラソンは既存のまま残し、道内外から約２５００人の一般ランナーが参加予定だった全長１０キロの市民マラソンは中止とした。また、沿道での密集回避のため、事前に観戦自粛を求めたうえで、当日は約２３００人の警備・ボランティアスタッフのうち、およそ７７０人を密集回避の呼びかけ要員として配置した。PR
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