生物学者から世界有数の知的な無脊椎(せきつい)動物とみなされているタコ。普段はいたずら好きで好奇心旺盛だ。
3月18日、ランス・カールソンさん(34)がジオグラフ湾の浜辺を歩きながら2歳の娘と一緒に泳げる場所を探していたところ、海中からアカエイと思われる動物が飛び出してきた。カールソンさんは2日、CNNの取材に「あの映像を撮ったのは私だ。タコが飛びかかってきたので、すごく驚いた。続けてタコはもっと深い場所に泳ぎ去っていった」と振り返った。攻撃してきたのは恐らくさっきと同じタコだった。気付かないうちにタコの巣に踏み込んでしまったのだろうと、カールソンさんは推測する。その1分後、カールソンさんの首と背中にはタコの触手がくっきり浮かび上がっていた。
ライフセーバーのボランティアを務めたこともあるカールソンさんは、ホテルの部屋に急いで戻り、傷につける酸性の物質を探した。家族も手伝ったものの、唯一見つかったのはコカコーラだけ。妻がこれを背中にかけると、痛みは消えていった。 クイーンズランド大学生物学部のブライアン・フライ准教授は、このタコをマダコと特定。CNNの2日の取材に「タコの常としてマダコは毒を持つが、大半の種と同じく人間には無害だ。ただし、貝やロブスターのような無脊椎動物に対しては毒が強力に作用する」と指摘した。
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