巨人の井上温大投手(23)が7日、母校の前橋商でトークショーを行い、来季の目標に「2ケタ勝利」と「規定投球回到達」を掲げた。地元の人々の前で明かした、巨人の未来を背負う左腕の覚悟。「聞き手」として一
緒にステージに上がった巨人投手担当・水上智恵記者が「聞いた」。ふるさとのファンを前に、力強いまなざしで口を開いた。集まった約700人のファンへメッセージを求められると、井上は「来年は2ケタ勝利と規定投球回数到達を目標に、日本一を取れるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」と堂々と語った。同じくステージに上がっていた記者も、横から覚悟をひしひしと感じた。
母校・前橋商の体育館で行われたトークショー。記者も「聞き手」として井上とともに登壇した。これまで契約更改の場などでは明確な数字や目標を口にすることがなかった左腕が、「自分がついていくんじゃなくて引っ張るんだ!って思いでいけば、結果もついてくる。責任を持って、1年間ローテーションを回れるようにしたい」と、言い切った。登壇前は「緊張しますね。僕、手汗かいちゃうかもです」と本音を漏らしていた。だが、手汗だらだらの私をよそに、ステージで受けるファンの拍手や歓声が、23歳の心構えを固めていくように見えた。 感慨深げに体育館を見渡す姿が印象的だった。この日は、同級生で、前橋商で教師をしている干川大和さんも登場し、「全校生徒の前で野球部の1年生で海パン一丁で踊らされたこともありましたね」と思い出話に花も咲かせた。サインボールを巡ってじゃんけん大会が開催されると、集まった野球少年たちは大喜び。「僕が小学生の時はこんなことがなかったので、どんどんやりたい」とまた帰ってくる日を楽しみにした。
ファンや報道陣の前で話すことも、プロとして必要な要素の一つ。「そういう意味でもいい練習になりました。もっとユーモアを交えてできたら。野球教室とかトークショーとかどんどんやりたいですね」。約1時間半を“完投”。エースに駆け上がるための、貴重な時間だった。(巨人投手担当・水上 智恵)
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