執念の継投で鬼門打破に成功した。巨人・阿部慎之助監督(45)は7回途中からリリーフ4投手を小刻みにつないでカープの反撃を阻止。「今日ミーティングで言ったんだよ。『記者に鬼門だって言われるから、いいか
げん勝とう』って」。今季4敗2分けだったマツダスタジアムで待望の初勝利。5連勝で単独首位に浮上し「みんなでつないで勝て、明日につながると思います」と弾みをつけた。
捕手出身ならではの感性で動いた。2点リードの8回、左打者が続くこともあり、7回途中から登板の変則左腕の高梨にイニングまたぎを託した。無死一塁から野間、小園を抑えて2死一塁。次打者も左の坂倉で高梨は通算16打数2安打、被打率1割2分5厘と好相性だったが、パワー系左腕のバルドナードへの交代を告げた。「なんとなく坂倉と高梨、ちょっと相性良さそうだったので」。逆に対坂倉が1打数1安打だった助っ人は、一発出れば同点の場面で二ゴロに料理。指揮官の感性がデータを超越し、左腕リレーが的中した。 「バンバンつぎ込む」 今回の広島遠征は2連戦。「2試合だし暑いし、投手をバンバンつぎ込んでいこうと思っている」と予告していた通り山崎伊を3―2の7回途中で代えた。2番手ケラーが同点打こそ浴びたが、高梨につないで勝ち越しを許さなかったのが大きかった。「明日勝って、必ず勝って東京に戻りたいなと思います」。マツダスタジアムでの嫌な流れを食い止めてチームはセ最速で40勝に到達。阿部監督の柔軟な投手起用が追い風を呼び込んだ。(片岡 優帆)
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