「巨人3-0ヤクルト」(5日、長良川球場) 重苦しい空気を巨人・岡本和真内野手がバットで振り払った。一直線に伸びる白球。岐阜・長良川球場に集まったファンの歓喜が響いた。「うれしかった」と胸をなで下ろした決勝3ラン。6試合ぶりに記録した先制の...
重苦しい空気を巨人・岡本和真内野手がバットで振り払った。一直線に伸びる白球。岐阜・長良川球場に集まったファンの歓喜が響いた。「うれしかった」と胸をなで下ろした決勝3ラン。6試合ぶりに記録した先制の22号で、チームとして15イニングぶりの得点。優勝争い続く最終盤に4番の仕事だった。
左翼後方に「難攻不落」と恐れられた、岐阜城天守閣を見上げる球場。織田信長が天下統一の拠点とした居城も「あそこあったの城っすか!?」と岡本節がさく裂。「暗くなってもあそこだけ光っていたから、なんやろな…って。すごいな」と豪快に笑い飛ばしたが、試合では重い扉を開いた。 2死から岐阜出身の吉川が中前打で出塁。続くモンテスの打席でベンチが動き、エンドランで一、三塁を作った。ここで打席に4番・岡本和。初球からの積極スイングが奏功した。「ヒット1本も打ったことがなかった」と苦手にする球場だが、これでチームとしては今季地方球場で7勝1敗。ヤクルト相手に連敗と苦しむ中で、天守閣から吹く風が背中を押した。 中4日のエースが1安打無失点の熱投。4番の決勝アーチで止めた連敗に、阿部監督は「それしかないという勝ち方だった」とホッとした表情だ。広島が延長戦で敗れたため、再び首位に浮上した。難攻不落の優勝戦線はまだ決着しそうにない。「ずっと大事な試合。全員で勝てるように戦う」と指揮官。セ界統一へラストスパートだ。
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