岸田文雄首相が「憲法改正」への意欲をアピールしている。26日発売の月刊誌「Hanada」のインタビューや、臨時国会の所信表明演説(23日)で、「総裁任期中の…
岸田文雄首相が「憲法改正」への意欲をアピールしている。26日発売の月刊誌「Hanada」のインタビューや、臨時国会の所信表明演説(23日)で、「総裁任期中の実現」などを強調したのだ。内閣支持率が低迷する背景には、安倍晋三、菅義偉両政権を支えた「岩盤保守層」の岸田政権離れがあるとされる。首相の本気度が問われそうだ。岸田首相は「Hanada」のインタビューで、こう語った。衆参両院憲法審査会の議論を歓迎したうえで、党憲法改正実現本部などの体制を整えているとした。相次ぐ改憲アピールの背景には、LGBT法の拙速な法制化などで、岸田政権から離れたとされる「岩盤保守層」への働きかけがありそうだ。日本維新の会の馬場伸幸代表は25日の衆院本会議の代表質問で、来年秋までの自民党総裁任期中に憲法改正を図るよう岸田首相に要求。「『果たせなかったら次期総裁選への再選出馬はしない』と退路を断つ覚悟はあるか」と迫った。国民民主党の玉木雄一郎代表も同日の代表質問で、「今の任期中に憲法改正を実現するのであれば、この臨時国会が勝負だ」と主張した。麗澤大学の八木秀次教授(憲法学)は「岸田首相は、次期総選挙や自民党総裁選を意
岸田文雄首相が「憲法改正」への意欲をアピールしている。26日発売の月刊誌「Hanada」のインタビューや、臨時国会の所信表明演説(23日)で、「総裁任期中の実現」などを強調したのだ。内閣支持率が低迷する背景には、安倍晋三、菅義偉両政権を支えた「岩盤保守層」の岸田政権離れがあるとされる。首相の本気度が問われそうだ。岸田首相は「Hanada」のインタビューで、こう語った。衆参両院憲法審査会の議論を歓迎したうえで、党憲法改正実現本部などの体制を整えているとした。相次ぐ改憲アピールの背景には、LGBT法の拙速な法制化などで、岸田政権から離れたとされる「岩盤保守層」への働きかけがありそうだ。日本維新の会の馬場伸幸代表は25日の衆院本会議の代表質問で、来年秋までの自民党総裁任期中に憲法改正を図るよう岸田首相に要求。「『果たせなかったら次期総裁選への再選出馬はしない』と退路を断つ覚悟はあるか」と迫った。国民民主党の玉木雄一郎代表も同日の代表質問で、「今の任期中に憲法改正を実現するのであれば、この臨時国会が勝負だ」と主張した。麗澤大学の八木秀次教授(憲法学)は「岸田首相は、次期総選挙や自民党総裁選を意識しているのだろうが、保守層は冷めた目で見ているのではないか。議論の中身も抽象的で、取るに足りない内容だ。本気ならば、9条改正など具体的な内容を掲げるべきだ。そして、今の臨時国会中に動き出すべきだ。憲法審査会を動かし、改憲勢力だけで前進させるか、護憲政党も取り込むか、判断しなければならない。国民的な機運醸成も必要だ。できもしないことを述べるだけでは、かえって政権運営に悪影響を及ぼしかねない」と語った。
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