ついに「禁断の領域」にメスが入った。阪神・岡田彰布監督（６６）は佐藤輝明内野手（２５）の２軍降格に続いて、１６日の中日戦（バンテリン）では不動の４番・大山悠…
ついに「禁断の領域」にメスが入った。阪神・岡田彰布監督（６６）は佐藤輝明内野手（２５）の２軍降格に続いて、１６日の中日戦（バンテリン）では不動の４番・大山悠輔内野手（２９）のスタメン外しを初めて断行した。
今季は打率・２１０、３本塁打、１４打点と大不振。１６打席連続無安打中というありさまだった。岡田監督は昨年全試合で４番に起用した大山について「練習の姿などから皆が認めている。このチームでは４番にしないといけない存在」と公言。体調不安もあった４月１４日の中日戦（バンテリン）で５番に降格も、あとは４番を動かさなかったが、突然の〝宗旨変え〟はビックリだ。 ある阪神ＯＢは「今年の大山は自分が打てるストライクゾーンを見失っている。去年のような選球眼も見られない。他にも心配な選手が多く目立たない部分はあったが、今は打てる気配がない。楽な打順でやらすなら、一度外すというのは過去にあった岡田監督流のやり方」と評価。別のＯＢは「メンタル面も含めて、ここは一度休ますのが先決と判断したのだろう。２軍に行かせても、佐藤輝と違って大山の代わりになる人材はいない。コーチ連中がうまく直せればいいけど、それができない以上、休ませて調子が戻るのを待つしかない」と支持する。
試合は大山不在が〝カンフル剤〟になったのか、代役４番の原口がダメ押しの１号３ランなど新打線が９得点で快勝し３日ぶりに首位浮上。大山は６回裏から原口の守備固めにつき、７回の打席で根尾に３球三振。今後の起用法をどうするか、注目だ。 （岩﨑正範）
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