再三の〝脅し〟も今や昔…。阪神4年目の佐藤輝明内野手(24)が岡田彰布監督(66)から〝ホメ倒し〟されたまま、沖縄・宜野座での春季キャンプを無事終えようとし…
キャンプ打ち上げ前日の26日は、恒例となった三塁の特守で締めた佐藤輝。1カ月間で合計8時間、1000本を軽く超える猛ノックを受け、「この4年間で一番(守備練習を)やったと思う。(甲子園に)戻ってからもしっかり練習して開幕を迎えていきたい」と達成感をにじませた。その頼もしい姿に目を細めていたのは…誰あろう、岡田監督である。昨季20失策の佐藤輝に対し、「送球とか守備は良くなった。捕ってからの足の運び、ちゃんとステップが踏めている。特守の効果は打撃にもプラスになっている。足回り、下半身が強くなったから、崩されての変な空振りがない」とべた褒め。変われば変わるものだ。
代表戦出場のため佐藤輝が昨秋キャンプ不参加となると、「2月の春キャンプにどこまでやってくるか一番気になるわ」と手ぐすねを引き、今春キャンプインの前も「打つ方よりも守ること。三塁? わからんよ、それは」とレギュラー白紙までちらつかせていたというのに、今では「試合に出ないとアカン選手なんやから」と一切、文句が出ることもない。 昨季には野球に取り組む姿勢も問題視して2軍に落としたこともあったが、今では「ロッカールームから出てくるのも一番早いし、取り組み方もよくなった」と指揮官も変心ぶりに満足。「ホメ倒し」の一因になっている。この信頼関係でシーズンに突入してもらいたいものだ。 (岩﨑正範)
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