「男はつらいよ」シリーズ（山田氏）や「渡る世間は鬼ばかり」シリーズ（石井氏）などで、それぞれ家族をテーマにした作品を手掛けてきた。今作でも、主演の小日向文世… - スポーツニッポン新聞社の公式サイト（www.sponichi.co.jp）。
映画監督の山田洋次氏（93）が作・脚本、石井ふく子氏（98）がプロデューサーを務めるドラマが3月13日に放送される。TBSのドラマ特別企画「わが家は楽し」（後9・00）で、2018年放送の同局特別ドラマ「あにいもうと」以来約7年ぶりにタッグを組む。
「男はつらいよ」シリーズ（山田氏）や「渡る世間は鬼ばかり」シリーズ（石井氏）などで、それぞれ家族をテーマにした作品を手掛けてきた。今作でも、主演の小日向文世（71）扮する夫が定年を迎え、妻に離婚話を切り出されることをきっかけに、その問題が家族全員の心を揺さぶっていくホームドラマを描く。 「家族の問題を真正面から描いたドラマが少なくなってきた」（石井氏）という中で、数年前から家族の存在の大切さを話し合ってきた山田氏と思いが一致。7年ぶりの再結成へと動き出した。山田氏は脚本を書いた当時の心境を「懸命な知恵と工夫で（離婚危機の）夫婦が再生することはできないだろうかという難問題を（石井氏から）出された宿題を解くような思い」と振り返った。
これまで数々の役を演じてきた小日向だが、本格的なホームドラマでの父親役は初めて。石井作品への出演も初となり「家族の在り方を深く掘り下げている作品になっています」とアピール。石井氏も「いろんな問題があるけれども、最終的には“家族は楽しいんだ”ということを伝えたい」とメッセージを込めた。
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