国内で２年連続年間女王で大会初出場の山下美夢有（みゆう、加賀電子）は４１位から出て、３バーディー、２ボギーの７１で通算１アンダーの暫定３４位となった。
４番パー５で第２打をグリーン近くまで運ぶと、アプローチを１・５メートルにつけバーディー。グリーンを外した５番でボギーなど、その後２つ落としたが、８番パー５で６～７メートルのバーディーパットを沈めて前半はイーブンとした。後半は１３番パー５で１つ伸ばして、１アンダーとした。
ラウンド後はＷＯＷＯＷのインタビューで「今日は天気ももってくれて、風も穏やかで非常に回りやすい天候だった。ボギーも打ってしまったが、バーディーをしっかり取れて何とかアンダーパーで回ることができた」と振り返った。４ホールあるパー５で３バーディーとスコアを伸ばし「比較的、パー５でチャンスにつく回数が多かったので、そこでしっかり決めきれた」とうなずいた。 この日は１４回中１１回フェアウェーを捉えた。一方で、パーオンしたのは１８回中１２回。「ティーショットは結構フェアウェーキープはできている。セカンドショットが、あまり寄っていないところが多かったので、そこが課題」と内容面を見つめた。今大会で初アンダーパーをマークし、「本当に難しいセッティングで、すごく楽しい。考えてできるので、メジャーはその辺が新鮮な感じ」と語った。最終日に向けて「しっかり修正して明日はアンダーパーで回れるように頑張りたい」と意欲的に話した。
日本ツアーを主戦場とする山下は今季７試合に出場し、３月のアクサレディス宮崎の２位が最高。ここ２戦は５位と上位で戦っていた。パリ五輪代表争いでは日本勢で４番手の世界ランク２６位で、６月下旬までにポイントを稼ぎ、逆転での切符獲得を狙う。
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