就活で「オンライン」より「リアル」を希望する声が増加〜24卒対象のアンケート結果を学情が発表 「直接面接の機会がないまま入社を決めるのは不安が大きい」学生の声

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就活で「オンライン」より「リアル」を希望する声が増加〜24卒対象のアンケート結果を学情が発表 「直接面接の機会がないまま入社を決めるのは不安が大きい」学生の声
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株式会社学情は、2024年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象にした「各選考ステップで、リアルとオンラインどちらを希望するか」のアンケート結果を公開した。最終面接に「リアル」で参加したいという回答が7割を超えているほか、説明会を「リアル」で希望する割合も前年よりも増加していることが分かったという。

説明会:「リアル」が約4割。前年より15.1ポイント増加

就活における企業説明会の参加について、リアルとオンラインのどちらを希望するかという質問では、「リアル」を希望すると回答した学生が39.8%に上り、「オンライン」27.1%を、12.7ポイント上回った。前年と比べると、「リアル」を希望する割合は15.1ポイント増加している。 そのほか「企業の所在地による」が12.6%、「企業の志望度による」が11.2%。コメントには「オンラインのほうが参加はしやすいが、リアルのほうが得られる情報が多い」「企業に直接訪問したほうが、社風や働く社員の雰囲気をよりリアルに知れると思う」といった声も寄せられたという。一次面接で希望する参加方法は、「リアル」と「オンライン」がおおよそ同割合となった。前年との比較では「リアル」を希望すると回答した学生は12.8ポイント増の35.6%。「オンライン」と回答した学生は、9.5ポイント減の35.9%となった。

「企業の所在地による」は10.8%、「企業の志望度による」は6.0%。オンラインを希望した学生のコメントでは、「オンラインでの選考も経験しておきたい」「オンラインのほうが面接の日程調整をしやすいので、志望度によって参加方法を選択したい」といった声があったという。一方で、最終面接は「リアル」を希望すると回答した学生が71.0%に上り、「オンライン」の9.8%とは約7倍の差が開いた。前年比での「リアル」の割合は、11.7ポイント増加した。 「企業の所在地による」は7.5%、「企業の志望度による」は3.9%で一次面接よりも低くなっている。コメントでは「実際に企業に訪問し、企業の雰囲気や社風を知りたい」「直接熱意を伝えたい」といった声が寄せられた。2024年卒の学生はコロナ禍中に入学し、オンライン授業やリモート対応に取り組んできた世代。就活の背景には、リアルでの面接を通して企業と相互理解を深め、活躍できそうかを見極めたり、実際の自分をアピールしてよい結果につなげたいという学生の志向がうかがえると、学情では分析している。

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