派閥裏金事件で逆風が吹く中、今回の総裁選は“選挙の顔”を選ぶ意味合いがある。党内には、政権奪還を果たした2012年衆院選以降に当選した衆院議員が約140人おり、衆参全… - スポーツニッポン新聞社の公式サイト(www.sponichi.co.jp)。
小泉進次郎元環境相が20日、9月の自民党総裁選に立候補する意向を周囲に伝達した。関係者が明らかにした。同僚議員に「総裁選で頑張りたい」と電話し支援を要請しているという。現在43歳。出馬が取り沙汰されている11人の中で最も若い。当選すれば、伊藤博文の44歳を更新し史上最年少の首相となる。
派閥裏金事件で逆風が吹く中、今回の総裁選は“選挙の顔”を選ぶ意味合いがある。党内には、政権奪還を果たした2012年衆院選以降に当選した衆院議員が約140人おり、衆参全体の4割近くを占める。地盤が弱く、選挙に不安を残す中堅・若手議員が大半で、この層を中心に“刷新感”がある小林鷹之前経済安全保障担当相とともに小泉氏への期待が高まっていた。 小泉氏の決断には、同じ神奈川県が選挙区の菅義偉前首相の後押しがある。“非主流派の要”として、今回の総裁選のキーマン。派閥横断的に小泉氏への支援が広がっていきそうで、支援の意向を伝えている議員はすでに40人以上いるとの情報もある。ただ、閣僚経験は約2年間務めた環境相の1度だけ。経験・実績を不安視する声もある。
小泉氏出馬で最も割を食うのが、前回「小石河連合」で臨んだ石破茂元幹事長と河野太郎デジタル相だ。週明け26日に3度目の挑戦を表明する方向の河野氏。前回は小泉、石破両氏の支援を受け、第1回投票で地方票の4割以上を獲得し決選投票に進んだ。 しかし、石破氏の5度目出馬も確実視される今回は「小石河」票は分散。共同通信社の世論調査によると、次の総裁にふさわしいのは石破氏が25・3%でトップ。小泉氏が19・6%で続き、河野氏は9・7%。地方票を多くは望めない状況だ。24日に地元の鳥取県で立候補を正式表明する方向で最終調整に入った石破氏もピンチ。出馬に必要な推薦人20人の確保に微妙な情勢と伝えられていた段階で「また(小石河の)3人で話をする機会もある」と言及するなど、今回も議員の支持は広がりを欠いている。地方票で圧勝し「選挙の顔」を求める多くの議員がなびく状況で決選投票に進むしか勝機がないとされていた。≪国会議員票、党員票など計734票≫自民党は「9月12日告示―27日投開票」とする日程を決定した。国会議員票367票と党員・党友票367票の計734票を争い、過半数に達した候補が当選。党員・党友による投票は開票日前日に締め切られ、各都道府県連が集計した得票数を党本部でまとめ、いわゆるドント方式で候補者に配分される。過半数に達する候補がいなければ、上位2人で決選投票。国会議員と47都道府県連が1票ずつ持つ。各都道府県連の1票は党員・党
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