宿泊施設向けチェックインサービス『TOMARO＋』、旅行におけるデジタルアイデンティティプロバイダーとして始動！ 株式会社パレスリンクのプレスリリース
オンラインサービスにおける従来のパスワード認証に替わる新しい認証技術として「パスキー」という認証技術が普及し始めています。パスキーは公開鍵暗号を用いてオンライン上で安全かつ簡単にユーザー認証を行う技術です。パスワード漏洩や正規のユーザーへのなりすまし、フィッシング被害を防止してセキュリティレベルを向上できるだけでなく、生体認証を使って簡単に本人を確認できるため利便性も向上できる特徴があります。個人情報である生体情報や本人性の検証に使用する暗号鍵を端末や通信経路上に出すことなく認証を行えるため、ユーザーのプライバシーが保護されます。
狭義にはFIDOにおけるDiscoverable Credentialを指します。本リリース文では、認証に用いるすべてのFIDO Credentialを総称する広義の意味で使用しています。パスキーはその強固なセキュリティと利便性から、世界的な巨大ITプラットフォーマーや政府機関、金融サービスを中心に採用が進んでおり、国内においても携帯キャリアサービスや検索ポータル、ネットバンキング、Fintechサービスや個人間取引アプリ等、ユーザーの重要な情報や取引を扱うサービスにおいて導入する企業が増加しています。そのどれもが、パスワードに代わる認証手段としての期待から、アプリやサービスのログイン画面で採用されています。
当社は、パスキーのメリットをリアルな世界の本人確認でも活用すべく、チェックインをはじめとする、従来対面での本人確認が必要であったシーンにも適用できるよう「パスキーチェックイン」機能を開発しました。公開鍵暗号に支えられたセキュリティによって、リアル対面において人間を介在しなくても確実に本人確認を行うことができます。パスキーチェックインは、宿泊やワーケーション等の時間貸でのチェックインに加え、空港やカーシェア、フェリーなど、今後到来するMaaS領域で活用できる機能として展開を予定しております。また、TOMARO＋は、アイデンティティプロトコルやプライバシーテックなどの技術を取り入れ、旅行客一人ひとりにパーソナライズされたサービスの提供が可能なサービス基盤化を予定しています。将来的には、デジタルIDウォレットの導入によりSelf-Sovereignty性のあるサービスを実現し、旅行におけるアイデンティティプロバイダーを目指します。当社は、「旅とともにアイデンティティを変えていく」をミッションに掲げ、デジタルアイデンティティ技術によって旅行者と宿泊施設をシームレスに繋げ、観光産業に貢献していく