史上初のジュニアゴルフ世界4大メジャーのグランドスラムを達成し「天才少女」と呼ばれる12歳の須藤弥勒(ゴルフ5)がプロアマ戦に2年連続で出場した。スポンサーの1社である楽天グループ・三木谷浩史代表取
弥勒の正確なパットは北海道・北広島市に本社を置くメーカー「ワールド山内」製作の総額300万円という“特注パター”から生み出された。販売価格140万円の従来のものに、刻みを加工したことでグリーン上で自由自在の操作性を手にした。弥勒は「世界で一番のパターです」と愛用。3本のエースパターを使用する中、「北海道の芝には、これに勝るものはない。日本の技術力がつまったパターで活躍できてうれしいです」と絶賛した。
6月にはプロパッティングツアー第13戦で初優勝するなど、活躍を続ける弥勒。プロアマで同組で回った三木谷会長からも「パター上手だね」「パット・イズ・マネーだから」と激励されたと明かし、うれしそう。稲見とのラウンドにも「優しかった。すごい技でした」と正確なショット力に感心していた。 ◆須藤 弥勒(すとう・みろく)2011年8月6日、群馬・太田市生まれ。12歳。1歳からゴルフを始め、東大出身の父・憲一さんの緻密な指導を受ける。17、18年に世界ジュニアゴルフで連覇し、頭角を現す。19年にマレーシア世界選手権、21年にキッズ世界選手権、22年6月にジュニア欧州選手権優勝し、ジュニアゴルフ界の4大メジャーを制覇。昨年8月に横峯良郎氏に弟子入りした。現在、ドライバーの飛距離は約230ヤード。昨年、アマチュア資格の規定が大幅に改定され、アマチュアゴルファーも無制限でスポンサー収入を得ることが可能になったことで所属契約のゴルフ5をはじめ、12社・団体とスポンサー契約した。ピアノも得意で今年7月の第24回北関東ピアノコンクールのプレコンペティション部門(ソロ)小学校6年生の部で銀賞を受賞。家族は父、元フィギュアスケート選手でピアニストの母みゆきさん、兄・桃太郎君、弟・文殊君。
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