【スコッツデール（米アリゾナ州）６日（日本時間７日）＝一村順子】エンゼルスからフリーエージェント（ＦＡ）になった大谷翔平投手（２９）の争奪戦が、本格的に始まった。日本時間７日の午前７時をもって全球団
の交渉が解禁。７～９日（同８～１０日）には当地でＧＭ会議が行われ、各球団のフロントによるアピール合戦が始まる。会議前日から各チームの人事が早くも動き出し、大谷の去就も、来月のウィンターミーティング（ＷＭ）を待たず、月内に決まる可能性もありそうだ。例年なら目玉選手の去就が決まる“Ｘデー”は１２月のＷＭだ。各球団の首脳陣や代理人が一堂に集結する席で、話が一気に進んでいく。２０、２１年は新型コロナウイルスの影響で開催されなかったが、１９年のストラスバーグ（ナショナルズ）、コール（ヤンキース）、２２年のジャッジ（ヤンキース）ら、各年の目玉選手はＷＭ中に契約合意に至った。
大谷が加わったチームはＤＨ枠を空け、２５年以降の先発ローテを６人に増やす、大型契約を踏まえて総年俸も計算するなど、大谷中心のチームづくりを迫られる。他の選手よりもさまざまな方面に与える影響が多いだけに、可能な限り早い段階で決めたいというのは各球団の思惑でもあるはずだ。▼１３年Ｒ・カノ内野手（ヤンキース→マリナーズ）１０年２億４０００万ドル（約２４７億円）▼２２年Ａ・ジャッジ外野手（ヤンキース残留）９年３億６０００万ドル（約４７５億円）
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