「邪道」大仁田厚（６５）が２２日、東京・巣鴨のプロレスショップ・闘道館で開催されたトークショーに登場。今年８月に亡くなった「兄貴分」テリー・ファンクさん（享年７９）について、語り尽くした。
５月９日に受けた腹部大動脈瘤の手術後の検査や７月１日のＤＤＴプロレス横浜大会での試合中の負った左上腕部骨折のチタン埋め込み手術のメンテナンスのため、９月末に１か月の休養を公表した大仁田はこの日が１か月ぶりの公の場。「１か月休んだんで、そろそろ戻りたいと思います」と話す一方で「来週には腹部大動脈瘤の検査を受けます」とも明かした。
テリーさんの思い出を語るトークの途中で次戦について、「斉藤ブラザースの世界タック王座に挑戦しようと思ってます」と突然、口にした大仁田。現在、自身の古巣・全日本プロレスのタッグの最高峰・世界タッグ王座を保持している斉藤ジュン、レイの兄弟タッグへの挑戦を一方的に宣言した。 「ウチのリングに上がるわけですから、覚悟しとけよ！」と、１２月１７日に自身の団体・ＦＭＷＥの神奈川・鶴見青果市場大会に斉藤兄弟を招いての世界タッグ王座挑戦を表明。自身のパートナーは現時点で未定としたが、「究極の電流爆破を用意するぜ！」とニヤリと笑った。 かねてから大相撲出身の大型双子レスラー・斉藤兄弟のポテンシャルを評価している大仁田。今年９月４日の全日・長岡大会で諏訪魔、石川修司と組んだ６人タッグで斉藤兄弟、ブラック・タイガーと対戦。その際はブラック・タイガーをフォールしての勝利を収めているが、直接の決着がついたわけではなかった。
「斉藤兄弟にはどうしても全日を支えるスーパースターになってもらわないといけない。スターあってこその日本のプロレスだから。斉藤兄弟よ、そのためにも俺と電流爆破だ！」と復活した「邪道」は呼びかけていた。（中村 健吾）
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