夜をイメージした楽曲、「ナハト」

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夜をイメージした楽曲、「ナハト」
夜の本気はナハトDANCING
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インディーズバンド「夜の本気は」の4thアルバム『DANCING』に収録されている「ナハト」について、メンバーの栄太郎が語ったインタビュー記事です。シンプルながらも印象的なメロディーと歌詞、そしてライブでの演奏が楽しめる音楽性について、楽曲の制作過程やコンセプト、ライブパフォーマンスへの期待が語られています。

前回の アルバム に収録されていた「名前は片想い」は、非常にキャッチーな曲であったが、サウンドやコードは少し変わっていた。今回の「 ナハト 」は、もっとシンプルにしようと意識しました。シンプルにすることで、普通の曲になってしまいかねない部分もあったが、様々な経験を積んできた今の僕らなら、そうはならないだろうという感覚があったんです。間奏とアウトロはまさに、当時の雰囲気を反映しているですね。最近は、どうしても小賢しくしたくなっちゃうんですよ。フレーズを1小節で考えるのではなく、4小節とか8小節で考えるようになってしまった。でも、「 ナハト 」はそうではない、という気持ちがありました。この曲は仮タイトルが「自分を強く」だったんです(笑)。だからアレンジをしている時に、「ダメだ、自分を強く持たなきゃ」と思って、少し昔っぽい感じを意図的に出しました。僕はこの曲がすごく好きで。このメロディーとか、このフレーズとか、関係なく、なぜか泣きそうになる時ってあるじゃないですか?「 ナハト 」は歌が入った時にその感じがすごくあって、最後に録ったのもあるかもしれないけど、感動しながら演奏しました。そういう曲ができたことが嬉しかったです。 このBPMで、この曲調で、この進行だと、クリシェみたいなものは浮かびやすいですけど、そことどう向き合うかを考えた時に、クリープハイプさんの「ABCDC」のカバーをやらせてもらったことで、向き合い方がすごく最適化された感じがありました。フレーズは絶対少ないほうがいい、少し荒くやったほうがいいとか、クリシェに対していろんな最適解が出てきたんですよ。今まではクリシェに対して「否定する」と「受け入れる」の2つしかなかったけど、そこをバランスよくできたなと。「ABCDC」は途中からカバーというより、自分たちの曲という感じになっていて(笑)。この前、横アリで演奏して思いましたけど、やっぱりあの感じは演奏していて気持ちいいし、さっき 栄太郎 が言ったみたいに、最適化された感じはありましたね。「ABCDC」はアレンジもめちゃくちゃカッコいいんですけど、今はクリープハイプの影響を受けている人がすごく多いから、あの頃の感じをそのままやるのは僕らとしてどうなんだろうっていう気持ちもあったんです。その経験があったからこそ昔のインディゴ感のある「 ナハト 」の制作に取りかかる際に、仮タイトルを「自分を強く」にした部分もあって。自分を強く持って、これがカッコいいんだと思って演奏することを意識しました。いや、そこは全然関係なくて、「 ナハト 」はドイツ語で“夜”という意味なんです。今回、これまで何度も使ってきた“夜”や“雨”のモチーフを意図的に多く入れているんですよね。今ならもっとそういうモチーフをうまく言葉にできると思ったし、新しいことをするだけじゃなくて、今までやってきたことをもう一度更新することも“脱皮”の一要素だなと思ったんです。そういう意味でも、「 ナハト 」は「あの街レコード」や「幸せが溢れたら」の更新版という感覚があります。 ライブ 映えはそんなに考えてないんですよ。「アーモンド」はコードを押さえるのも大変だし、カッティングもめちゃくちゃ難しいし、キメも多いし、「こういうこともできる」というのをみせつつ、ちゃんとキャッチーにはなったかなって。「 ナハト 」のあとをこれにすることで、リスナーをどんどん乗せて、そこから次の「夜凪」につなげるイメージはありました。今回BPMがめちゃくちゃ遅い曲はあんまり作ってないんですよね。 ──特別 ライブ 映えを意識したわけではないとのことですが、2024年にたくさん ライブ をしてきたこともあり、 アルバム は全体的にフィジカル強めになっている印象です。それが「 DANCING 」という言葉のイメージともリンクします。制作中に「とにかくいろんなことが起こって欲しい」というディレクションを受けて、アントニオ・サンチェスが劇伴を手がけた映画「バードマン」を思い出しました。あの劇伴はドラムだけで構成されているけど、映画の情景が変わっていく部分をかなりリードしていた印象があって、映画音楽としての機能性がすごいなと思った。「アーモンド」は、それを2時間ではなく3分半の中でガッとやるイメージでした。サビだけポップにしておけばあとは何をしてもいいというか(笑)、コードに当たっちゃってる音も入れてるんですけど、サビでやらなければいいかなって。頭から2人でコードを弾いて、途中でガチャガチャやり続けるパートはレコーディングがすごく大変でした。2人で同じことをやるから、バッチリ合わせなきゃいけないし、でもめちゃくちゃ速いし。この曲は僕もめちゃめちゃ難しかったですね。自分がこれまで弾いたことないようなフレーズがたくさん入ってます。ラストのサビのメロは歌が来てから初めて知ったんですけど、すげえ耳に残るなと思いました。めっちゃいいですね。アーモンドは実と花で花言葉が違っていて、真逆の意味なのが面白いと思って歌詞を書きました。自分の中では「曲名を歌詞の中に入れない」というテーマもあって。それは「チューリップ」のときも意識したけど、あの曲では結局入れちゃったんですよね。でも今回はタイトルの意味を調べると楽曲全体のテーマがわかるという構成にしたくて。曲自体が複雑だから、歌詞にもそういう要素を入れました。.

前回のアルバムに収録されていた「名前は片想い」は、非常にキャッチーな曲であったが、サウンドやコードは少し変わっていた。今回の「ナハト」は、もっとシンプルにしようと意識しました。シンプルにすることで、普通の曲になってしまいかねない部分もあったが、様々な経験を積んできた今の僕らなら、そうはならないだろうという感覚があったんです。間奏とアウトロはまさに、当時の雰囲気を反映しているですね。最近は、どうしても小賢しくしたくなっちゃうんですよ。フレーズを1小節で考えるのではなく、4小節とか8小節で考えるようになってしまった。でも、「ナハト」はそうではない、という気持ちがありました。この曲は仮タイトルが「自分を強く」だったんです(笑)。だからアレンジをしている時に、「ダメだ、自分を強く持たなきゃ」と思って、少し昔っぽい感じを意図的に出しました。僕はこの曲がすごく好きで。このメロディーとか、このフレーズとか、関係なく、なぜか泣きそうになる時ってあるじゃないですか?「ナハト」は歌が入った時にその感じがすごくあって、最後に録ったのもあるかもしれないけど、感動しながら演奏しました。そういう曲ができたことが嬉しかったです。 このBPMで、この曲調で、この進行だと、クリシェみたいなものは浮かびやすいですけど、そことどう向き合うかを考えた時に、クリープハイプさんの「ABCDC」のカバーをやらせてもらったことで、向き合い方がすごく最適化された感じがありました。フレーズは絶対少ないほうがいい、少し荒くやったほうがいいとか、クリシェに対していろんな最適解が出てきたんですよ。今まではクリシェに対して「否定する」と「受け入れる」の2つしかなかったけど、そこをバランスよくできたなと。「ABCDC」は途中からカバーというより、自分たちの曲という感じになっていて(笑)。この前、横アリで演奏して思いましたけど、やっぱりあの感じは演奏していて気持ちいいし、さっき栄太郎が言ったみたいに、最適化された感じはありましたね。「ABCDC」はアレンジもめちゃくちゃカッコいいんですけど、今はクリープハイプの影響を受けている人がすごく多いから、あの頃の感じをそのままやるのは僕らとしてどうなんだろうっていう気持ちもあったんです。その経験があったからこそ昔のインディゴ感のある「ナハト」の制作に取りかかる際に、仮タイトルを「自分を強く」にした部分もあって。自分を強く持って、これがカッコいいんだと思って演奏することを意識しました。いや、そこは全然関係なくて、「ナハト」はドイツ語で“夜”という意味なんです。今回、これまで何度も使ってきた“夜”や“雨”のモチーフを意図的に多く入れているんですよね。今ならもっとそういうモチーフをうまく言葉にできると思ったし、新しいことをするだけじゃなくて、今までやってきたことをもう一度更新することも“脱皮”の一要素だなと思ったんです。そういう意味でも、「ナハト」は「あの街レコード」や「幸せが溢れたら」の更新版という感覚があります。ライブ映えはそんなに考えてないんですよ。「アーモンド」はコードを押さえるのも大変だし、カッティングもめちゃくちゃ難しいし、キメも多いし、「こういうこともできる」というのをみせつつ、ちゃんとキャッチーにはなったかなって。「ナハト」のあとをこれにすることで、リスナーをどんどん乗せて、そこから次の「夜凪」につなげるイメージはありました。今回BPMがめちゃくちゃ遅い曲はあんまり作ってないんですよね。 ──特別ライブ映えを意識したわけではないとのことですが、2024年にたくさんライブをしてきたこともあり、アルバムは全体的にフィジカル強めになっている印象です。それが「DANCING」という言葉のイメージともリンクします。制作中に「とにかくいろんなことが起こって欲しい」というディレクションを受けて、アントニオ・サンチェスが劇伴を手がけた映画「バードマン」を思い出しました。あの劇伴はドラムだけで構成されているけど、映画の情景が変わっていく部分をかなりリードしていた印象があって、映画音楽としての機能性がすごいなと思った。「アーモンド」は、それを2時間ではなく3分半の中でガッとやるイメージでした。サビだけポップにしておけばあとは何をしてもいいというか(笑)、コードに当たっちゃってる音も入れてるんですけど、サビでやらなければいいかなって。頭から2人でコードを弾いて、途中でガチャガチャやり続けるパートはレコーディングがすごく大変でした。2人で同じことをやるから、バッチリ合わせなきゃいけないし、でもめちゃくちゃ速いし。この曲は僕もめちゃめちゃ難しかったですね。自分がこれまで弾いたことないようなフレーズがたくさん入ってます。ラストのサビのメロは歌が来てから初めて知ったんですけど、すげえ耳に残るなと思いました。めっちゃいいですね。アーモンドは実と花で花言葉が違っていて、真逆の意味なのが面白いと思って歌詞を書きました。自分の中では「曲名を歌詞の中に入れない」というテーマもあって。それは「チューリップ」のときも意識したけど、あの曲では結局入れちゃったんですよね。でも今回はタイトルの意味を調べると楽曲全体のテーマがわかるという構成にしたくて。曲自体が複雑だから、歌詞にもそういう要素を入れました。

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