10日の東京外国為替市場で、円相場は5営業日ぶりに反落した。17時時点では前週末の同時点に比べ33銭の円安・ドル高の1ドル=152円16〜18銭で推移している。国内輸入企業などによる実需の円売り・ドル買い観測が相場の重荷となった。円高・ドル安がこのところ急速に進んだこともあって、持ち高調整を目的とした円売り・ドル買いも出たもようだ。10日は国内で事業会社の決済が集中しやすい「5・10日(ごと
10日の東京外国為替市場で、円相場は5営業日ぶりに反落した。17時時点では前週末の同時点に比べ33銭の円安・ドル高の1ドル=152円16〜18銭で推移している。国内輸入企業などによる実需の円売り・ドル買い観測が相場の重荷となった。円高・ドル安がこのところ急速に進んだこともあって、持ち高調整を目的とした円売り・ドル買いも出たもようだ。
10日は国内で事業会社の決済が集中しやすい「5・10日(ごとおび)」にあたる。あす11日が祝日ということもあり、実需筋のドル買いが入ったとの観測が円相場を下押しした。7日に開かれた日米首脳会談ではトランプ米大統領から過度な円安・ドル高へのけん制がなかったと受け止められ、積み上がった円買いの持ち高を減らす動きも出たようだ。 朝方は円買い・ドル売りが先行した。日本時間10日朝に、トランプ米大統領が米国に輸入される鉄鋼・アルミニウム製品に25%の関税をかける方針を明らかにしたと伝わった。トランプ氏は7日にも、貿易相手国が米国製品にかけている関税を米国側も同じようにかける「相互関税」を導入する方針を示した。関税の強化によって米景気が悪化するとの懸念から7日の米株式相場は下落しており、「低リスク通貨」とされる円の買いにつながった。ユーロは対ドルで反落した。17時時点は同0.0077ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.0311〜12ドルで推移している。
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