2日の東京外国為替市場で、円相場は3日続伸した。17時時点では前日の同時点に比べ57銭の円高・ドル安の1ドル=149円28〜30銭で推移している。16時10分ごろには148円63銭近辺まで上昇した。米景気の減速懸念で米長期金利が低下し、日米金利差が縮小するとして円買い・ドル売りが入った。同日の日経平均株価が急落し、「低リスク通貨」とされる円に買いが優勢となった面もあった。1日発表の7月の米サ
2日の東京外国為替市場で、円相場は3日続伸した。17時時点では前日の同時点に比べ57銭の円高・ドル安の1ドル=149円28〜30銭で推移している。16時10分ごろには148円63銭近辺まで上昇した。米景気の減速懸念で米長期金利が低下し、日米金利差が縮小するとして円買い・ドル売りが入った。同日の日経平均株価が急落し、「低リスク通貨」とされる円に買いが優勢となった面もあった。
1日発表の7月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が市場予想を大幅に下回ったほか、同日発表の週間の米新規失業保険申請件数は労働市場の減速を示す内容だった。米景気や雇用が減速するとの警戒感が高まり、同日の米長期金利が約半年ぶりの低水準となり、円買い・ドル売りが入った。 2日の日経平均株価は前日比2216円安と急落し、下げ幅は史上2番目の大きさとなった。投資家心理が急速に冷え込むなか、低金利の円を売って高金利のドルを買う「円キャリートレード」が巻き戻されるとの見方が広がり、円相場を押し上げた。 円は対ユーロでも3日続伸した。17時時点では同58銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=161円28〜31銭で推移している。日経平均の大幅安を受けてユーロに対しても円買いが優勢だった。一時は160円50銭近辺と3月12日以来、約4カ月半ぶりの高値をつけた。
ユーロは対ドルで小幅に反発した。17時時点は同0.0002ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.0803〜04ドルで推移している。米長期金利の低下がユーロ相場の下支え要因となった。イングランド銀行(英中央銀行)が1日に政策金利の引き下げを発表し、ポンドなどの欧州通貨が対ドルで売られた流れを引き継ぎ、ユーロ売りが出る場面もあった。
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