外国選手次々加入し「グローバル化」進むINAC神戸、WEリーグに風穴開けるか 北川信行の女子サッカー通信

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サッカー女子プロ、WEリーグのINAC神戸レオネッサが、次々と外国籍選手を獲得している。今オフに女子日本代表「なでしこジャパン」でも主力を務めるGK山下杏也加…

サッカー女子プロ、WEリーグのINAC神戸レオネッサが、次々と外国籍選手を獲得している。今オフに女子日本代表「なでしこジャパン」でも主力を務めるGK山下杏也加(28)とFW田中美南(30)に加え、若手のDF竹重杏歌理(21)とMF天野紗(20)が海外挑戦。チームの陣容が大きく変わる中で、活路を〝世界〟に見いだした。その狙いや意図を安本卓史社長に聞いた。まず、INAC神戸の今オフの補強を振り返る。5日に元U-20(20歳以下)韓国代表MFのイ・スビン(29)=韓国・華川KSPO=と、U-20日本代表候補のGK大熊茜(19)=ジェフユナイテッド市原・千葉レディース=の獲得を発表すると、田中の退団が明らかになった6日にはDFカルラ・モレラ(29)=デポルティボ・アラベス=と、FWカルロタ・スアレス(26)=グラナダ=のスペイン人選手2人を補強。さらに8日には、昨季はジェフユナイテッド市原・千葉レディースでプレーしたジャマイカ代表DFのビアン・サンプソン(28)と、元U-19スペイン代表MFのパオラ・ソルデビラ(27)=ビリャレアル=の実力者2人を加えた。

その中で、退団する選手の顔触れを踏まえた上で「戦力は落とせない。チームはあくまでリーグ優勝の奪還を目指す」との方向性を確認。続投が決まっていたスペイン人のジョルディ・フェロン監督や、現在は日本フットボールリーグ(JFL)のアトレチコ鈴鹿で指揮を執る朴康造テクニカル・ダイレクター(当時)らとも話し合い、獲得を目指す選手を絞っていった。 さらに、安本社長は常務取締役などを務めたJ1のヴィッセル神戸時代に元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキらを獲得したノウハウを生かし、スペイン人選手の代理人(エージェント)らと粘り強く交渉。映像をもとに選手のプレーを分析する世界的なサービスも特例的に活用させてもらい、チームの希望に合致する特徴を持った選手を探し当てた。安本社長は「円安もあって厳しい状況だった。スアレスはこれぞストライカーというタイプ。イ・スビンはトップ下もできる。複数のポジションでプレーできるポリバレントな選手を獲得できた」と手応えを口にする。ただ、気になるのは掛かった補強費だ。しかし、安本社長は「昨季に活躍した選手の年俸を上げたのを含めても、人件費は微増程度」と力を込める。WEリーグのトップ外国籍選手受け入れ支援制度(上限各クラブ1千万円)も利用。2月に運営会社が資金力のある「大栄環境グループ」に代わったことも、積極的な補強を進める上での追い風となったという。「(大栄環境には)優勝を狙えるチームづくりを理解していただいた。他のスポンサー企業のことがあり心配していたが、心の面でよかった。普通なら半年ぐらいかけてすることを

国際サッカー連盟(FIFA)が中心となって設立したサッカーの国際研究機関「CIES Football Observatory」の調査によると、23~24年シーズン(春秋制のリーグは24年シーズン)に外国籍の選手が在籍した人数は、WEリーグが世界の主要女子19リーグの中で最も少ない8人(1クラブあたり0・7人)だった。ちなみに、トップはイングランド・スーパーリーグの181人(同15・1人)、2位はスペイン1部リーグの126人(同7・9人)。一方で、外国で活躍している日本選手の数は31人。米国の159人やスウェーデンの60人には及ばないものの、スペインの29人よりも多く、今オフの「海外移籍ブーム」により、新シーズンはさらに増えるのは間違いない。

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