『ドラゴンクエスト』シリーズで知られるゲームデザイナーの堀井雄二さんが原作を手掛け、最初は昭和５９年にパソコン向けに発売された『北海道連鎖殺人 オホーツクに消…
『ドラゴンクエスト』シリーズで知られるゲームデザイナーの堀井雄二さんが原作を手掛け、昭和59年にパソコン向けに発売されたゲーム『北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ』がリメークされ、12日に発売される。堀井さんは 産経新聞 の単独インタビューで、リメーク版の魅力を語り、〝黎明期〟のゲーム作りを振り返った。「オホーツク」は、主人公の行動を選ぶことで進める「アドベンチャーゲーム」というジャンル。堀井さんは人工知能（AI）を活用し、音声による会話で操作する新世代のアドベンチャーゲームの制作に意欲を示した。「びっくりしました。思い入れのあるゲームですからありがたい、うれしいという感じでしたね」
「『追加したい』と言うので『いいんじゃない』ということで。登場人物のイメージを損なわないように、とお願いしました。追加シナリオは、リメークされた本編とスムーズにつながる内容で、案外ボリュームもあります。だから、昔遊んだ人は懐かしいし、やっていない人も結構楽しめると思います」「実際は『カニありき』ではなく、まずは北海道を舞台にしたゲームの構想がありました。ゲームを作るためにロケハンするというのが画期的だった時代でしたが、道東でロケハンするとともに、（パソコンゲーム誌『ログイン』で）記事にしようということになり、『おもしろそうだね、やろう』」という話になったんです」ーー堀井さんにとって、「オホーツク」というゲームはどんな存在ですか
≪パソコン版「ポートピア」では部下の刑事への命令を「げんば いけ（現場 行け）」などキーボードで入力していた。オホーツクでは「ばしょいどう」「ひとにきけ」など選択肢から行動を選び、さらに行動の対象（場所や聞くことなど）を選び、絞り込むことでゲームを進める。この方式は後のドラクエシリーズでも採用され、その後のゲームの在り方に影響を与えた≫次世代推理ゲーム「作るならイチから」
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