女優の南沙良（２２）が、映画「愛されなくても別に」（７月４日公開、井樫彩監督）で主演することが６日、分かった。映画「この子は邪悪」（２２年）以来の長編映画主演で、毒親に振り回される大学生役を演じる。ア...
女優の南沙良（２２）が、映画「愛されなくても別に」（７月４日公開、井樫彩監督）で主演することが６日、分かった。映画「この子は邪悪」（２２年）以来の長編映画主演で、毒親に振り回される大学生役を演じる。 アニメ化された小説「響け！ユーフォニアム」などで知られる武田綾乃氏による同名小説が原作。浪費家の母に代わり、時間のほとんどを家事とアルバイトに費やしながら大学に通う宮田陽彩（ひいろ、南）。２人暮らしの家計を支え、人生に希望を見いだせないでいた。遊ぶ時間も、金もない。そんな生活を送る中、父親が殺人犯とうわさされる大学の同級生と出会い、宮田の人生が大きく変わっていく。
南は映画「幼な子われらに生まれ」（１７年）で女優デビューし、初主演映画「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」（１８年）で報知映画賞新人賞を受賞した実力派だ。近年はＮｅｔｆｌｉｘドラマ「君に届け」（２３年）に主演。ＮＨＫ大河「鎌倉殿の１３人」（２２年）で源頼朝の娘・大姫役、「光る君へ」（２４年）で主人公・紫式部の娘・藤原賢子役に抜てきされ、次世代のトップ女優として期待を集めている。 社会派作品への出演で新境地に意欲をみせる南は「お芝居している中で、自分が不幸であることを他人との物差しとして用いてしまう陽彩を抱きしめてあげたくなりました。誰かと出会うこと、何かを失うこと、何かを信じること。ただ生きることがこんなにも難しいこの世界で、未来を見ることができなくても、今を生き抜く力を持てたら、と強く思えた作品でした」とかみ締めながら語った。...
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