午前のドルは一時150円台へ下落し、昨年12月10日以来約2カ月ぶり安値を更新した。日銀の追加利上げの思惑がくすぶるほか、軟調な米雇用統計を見越してドル売り/円買いが進んだが、押し目を拾いたい向きもあるとみられ、150円台をいったん付けた後はドル買いも強まった。
2月7日、午前のドルは一時150円台へ下落し、昨年12月10日以来約2カ月ぶり安値を更新した。写真は米ドルと日本円の紙幣。シンガポールで2017年6月撮影(2025 ロイター/Thomas White)
[東京 7日 ロイター] - 朝方は海外時間のドル安地合いを引き継ぎ、151円前半から徐々に値を切り下げたが、一時的に150円台を付けた後はドル買い/円売りが優勢となり、朝方の水準まで値を戻した。「ドルが安いところでは買いたい向きも多い」(りそなホールディングスのシニアストラテジスト、井口慶一氏)との指摘がある。 ただ、「ここ最近の下げは予想外で、輸入勢には下値を探る向きもみられる。米雇用統計次第では150円割れも視野に入るため、様子見ムードを強めている」(国内銀の為替セールス担当)として、フローが薄い中で値幅が大きくなっているとの見方もあった。米新規失業保険申請の増加などから軟調な米雇用統計を見越す向きもある一方、今週は指標や日銀審議委員の発言で日銀の追加利上げの思惑も強まってきており、「もう少しドル売り/円買いは続きそうだが、ポジションの偏りもなく勢いが強まって急落するほどではない」(りそなの井口氏)との見方もあった。
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