元NBAチア・平田恵衣さん 挑戦する人、ダンスで応援
米プロバスケットボールNBAでチアリーダーとして活躍した平田恵衣さん(38)がこのほど一時帰国し、本場のレッスンを体験できるワークショップで全国を回った。日本でも子供から大人までダンスが身近になる中で、「私自身、チアに出会って人生が180度変わった。チアの持つ前向きなエネルギーを感じてほしい」と魅力発信に努めた。 6月中旬の平日夜、東京都内のダンススタジオ。女性30人余りを前に、平田さんがキレキレの踊りを見せると大歓声が上がった。「完璧に覚えて踊ろうなんて思わないでいいよ。好きな振り付けを見つけて楽しんで踊って」。平田さんの言葉に受講生たちが目を輝かせる。一気に場の空気が上がり、90分間のレッスンも熱を帯びた。平田さんはNBAのオクラホマシティ・サンダーで2012〜13年から途中帰国した時期を挟んで通算6シーズン、チアリーダーを務めた。毎年トライアウトの狭き門を突破し、最後の21〜22年シーズンは外国人ながらキャプテンも任された。現役を退いた昨季からはエンターテインメント部門の裏方に回り、後輩たちを陰から支える。 今回は約3週間の日本滞在中に、山形、東京、名古屋、新潟、大阪、福岡の6都市で計9回のワークショップを開催。国内のプロチームに所属する現役のチアリーダーや一般のダンス愛好者など、下は中学生から上は50代までの約120人が集まった。 普段はJリーグなどのチームを持つアルビレックス新潟で振り付けやダンス指導を行い、後進育成にも携わる。ただ、ワークショップを通じて平田さんが最も伝えたいことは、日々の生活や思考に好影響を与えるダンスの魅力だ。ワークショップの毎回のアンケートでは「自己肯定感が上がった」「ポジティブになった」「パッションを大切にしたいと思った」といった回答が多く寄せられるという。平田さんも大学生でチアダンスを始めるまでは、引っ込み思案でおとなしい性格だったというが、チアを通じて自信がつき、単身渡米するまでの挑戦心を手にした。「米国人に比べると、日本人は謙虚さが美徳とされるせいか、自分が持っているものを信じ切れないとか、自信を持てない人が結構いる。ワークショップがそういう人たちを後押ししてあげる時間になればうれしい」 ワークショップ以外にも、企業を対象にウェルビーイング(心身の健康や幸福)をテーマにした講師活動も行っている。内容はエクササイズにとどまらず、コミュニケーションスキル、メンタルヘルスなども。NBAのチアリーダーは試合でのパフォーマンスだけでなく、貧困など社会課題の解決に絡んだボランティア活動を毎日のように行うため、多様性への理解やコミュニケーション能力が磨かれるという。 近年は日本でもダンス熱が高まり、子供の習い事としても人気が高まっている。「自分が小さかった頃とは大きく変わった。私も(NBA経験者として)こういう世界があるんだよというものを見せてあげたい」と平田さん。今後は日米をまたに掛けてワークショップを続ける計画がある他、米国挑戦を希望するチアリーダーの橋渡し役も務めていくつもりだ。.
米プロバスケットボールNBAでチアリーダーとして活躍した平田恵衣さん(38)がこのほど一時帰国し、本場のレッスンを体験できるワークショップで全国を回った。日本でも子供から大人までダンスが身近になる中で、「私自身、チアに出会って人生が180度変わった。チアの持つ前向きなエネルギーを感じてほしい」と魅力発信に努めた。 6月中旬の平日夜、東京都内のダンススタジオ。女性30人余りを前に、平田さんがキレキレの踊りを見せると大歓声が上がった。「完璧に覚えて踊ろうなんて思わないでいいよ。好きな振り付けを見つけて楽しんで踊って」。平田さんの言葉に受講生たちが目を輝かせる。一気に場の空気が上がり、90分間のレッスンも熱を帯びた。平田さんはNBAのオクラホマシティ・サンダーで2012〜13年から途中帰国した時期を挟んで通算6シーズン、チアリーダーを務めた。毎年トライアウトの狭き門を突破し、最後の21〜22年シーズンは外国人ながらキャプテンも任された。現役を退いた昨季からはエンターテインメント部門の裏方に回り、後輩たちを陰から支える。 今回は約3週間の日本滞在中に、山形、東京、名古屋、新潟、大阪、福岡の6都市で計9回のワークショップを開催。国内のプロチームに所属する現役のチアリーダーや一般のダンス愛好者など、下は中学生から上は50代までの約120人が集まった。 普段はJリーグなどのチームを持つアルビレックス新潟で振り付けやダンス指導を行い、後進育成にも携わる。ただ、ワークショップを通じて平田さんが最も伝えたいことは、日々の生活や思考に好影響を与えるダンスの魅力だ。ワークショップの毎回のアンケートでは「自己肯定感が上がった」「ポジティブになった」「パッションを大切にしたいと思った」といった回答が多く寄せられるという。平田さんも大学生でチアダンスを始めるまでは、引っ込み思案でおとなしい性格だったというが、チアを通じて自信がつき、単身渡米するまでの挑戦心を手にした。「米国人に比べると、日本人は謙虚さが美徳とされるせいか、自分が持っているものを信じ切れないとか、自信を持てない人が結構いる。ワークショップがそういう人たちを後押ししてあげる時間になればうれしい」 ワークショップ以外にも、企業を対象にウェルビーイング(心身の健康や幸福)をテーマにした講師活動も行っている。内容はエクササイズにとどまらず、コミュニケーションスキル、メンタルヘルスなども。NBAのチアリーダーは試合でのパフォーマンスだけでなく、貧困など社会課題の解決に絡んだボランティア活動を毎日のように行うため、多様性への理解やコミュニケーション能力が磨かれるという。 近年は日本でもダンス熱が高まり、子供の習い事としても人気が高まっている。「自分が小さかった頃とは大きく変わった。私も(NBA経験者として)こういう世界があるんだよというものを見せてあげたい」と平田さん。今後は日米をまたに掛けてワークショップを続ける計画がある他、米国挑戦を希望するチアリーダーの橋渡し役も務めていくつもりだ。
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